2000/09/11更新
今日のエッセイ
ペログリ

作家の田中康夫氏が、長野県知事選挙に立候補する。

田中氏とは、8年程前に仕事でお付き合いがあり、
それ以来年賀状のやりとりがいまだに続いている。
初めて会ったときと、今の氏とは随分と変わったような気がする。

噂の真相に連載されている「ペログリ日記」は、
初めてお会いした時には、既に連載されていた。
そのペログリ日記に、何と私のことが書かれたことがあった。
あまり良い書かれ方ではなかったので、その時は多少憤慨もしたが、
「ペログリ日記の」ファンのある雑誌編集長からは、
「いいなあ、私も登場したーい」と一笑にふされてしまった。

阪神大震災を境に、彼の表に出てくるイメージが変わった。
田中康夫という個人が変わったのか、あるいは周囲の見方が変わったのか。
活躍の舞台を、本来の活字にシフトしたことも、大きいかも知れない。

残念ながら、長野県に住民票があるわけではないので、
今回の県知事選は傍観者として見守るしかないが、
これから掲げるであろう政策や公約に注目したい。

長野県の有権者の皆さんも、TVでかつて見ていた田中康夫氏ではなく、
政治家として何をしてくれるのか、一緒に何を目指せるのか、 を、
それぞれの候補者と同じ土俵で受け入れて、判断して欲しいと願う。

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