12月のある日曜日、家族でドライブ中に10歳の息子とけんかしました。
        きっかけは些細なことですが、どうしてもその姑息な言い訳がひっかかり、 
          説明と謝罪を求めました。
        家族のみんなを不愉快にした上できちんと謝れないなら、
          家族という船(この場合車)から降りるように云いましたが
          「謝りたくない。」「車からも降りない」
          、、ということでしたので、それでは君「世の中はとおらんばい」
          と車を停め、再度確認した上で車から引きづり降ろしました。
        10歳の子供を引っ張り出すのは一苦労で、
          信号待ちの対向車はもちろん、歩行者や食堂から見物客もでてきて
          弱りました。 
          強制執行でしたが叩きも蹴りもせず、謝罪か車から降りるか
          説き続けましたが、誘拐や幼児虐待に思われたのかもしれません。
        ファイナルアンサーも同じでしたので、
          反省して家族に戻りたくなったらこの道を
          ずっとずっとどこまでも歩いていくと
          夕方までには隣町の駅まで着くからそこまでいけば
          あとはわかるだろうと伝え、車から降ろしたまま家族は車で去り、
          息子は1人北をめざして歩いていきました。
        (流石に未成年放棄になるので、私だけは降りて遠くから歩いていきました。
          息子の方は昼食も食べられず、缶ジュースも飲めず、
          自販機のつり銭を探りながら、迷った挙句ちゃんと
          10k弱の道のりを歩いて家族へ帰ってきました。
          その内本当に1人家族から旅立つ日が来るんだろうなぁ
          とはじめて実感した1日でした。)
        
          これで短い5つの「こそだて」報告は終わりです。
          「こそだて」をさぼったり、ええかっこしたり、
          妻に押付けたりとその実態は飲んでごろごろしていることが多い
          かっこ悪い親父ですが、
          これからも「互いの自立」をめざしていきたいと思っています。