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コロナ禍で産後うつにかかる人が倍増!? 産後うつから抜け出すために、できること、やるべきことがマンガでわかる!


株式会社主婦の友社は『 マンガでわかる! 産後うつ?と思ったら読む本』を発売しました。


コロナ禍で、産後うつの可能性がある女性の数が以前の倍になっている、との深刻な調査報告が出されたのは2020年のこと(筑波大学・松島みどり准教授調べ)。立ち会い出産や里帰り出産ができなくなったり、産後に親族に赤ちゃんのお世話を手伝ってもらうことが困難になったりなど、産後の女性を孤独な育児に追いやったことが一因ではないかと推測されています。

本書は、「産後うつかも?」と感じている女性やその家族に向けて、産後うつの原因と症状、専門家による治療法、周囲のサポート方法などを詳しく解説している本です。監修者は、国立成育医療研究センターの医師で日本の母子メンタルヘルスの第一人者と言われる立花良之医師と、著書累計30万部超えの予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさん。余裕がない毎日を送っている産後の女性に気軽に読んでもらえるよう、マンガを多用して展開しています。


産後うつは10人に1人以上の割合でかかる病気!

元々、産後うつは決して珍しい病気ではありません。調査によって数字にばらつきはありますが、10人に1人以上がかかると言われています。また、最も多い発症時期は産後1カ月まで。入院中は問題なく過ごしたのに、自宅に戻ってきてしばらくして、うつを発症する方が多いのです。

また、よく混同されるのですが、マタニティブルーと産後うつは別のものです。産後わりとすぐに発症して自然と良くなるのがマタニティブルーなのに対して、産後うつは産後数週間から数カ月後に発症し、しっかり治療をしないと回復しづらいのが特徴です。


男性も産後うつにかかる!

「父親も産後うつ?」とピンとこないかもしれませんが、男性にも産後うつがあります。暮らしの大きな変化に対応できずにストレスが重なり、うつになるのではないかと言われています。最近では、産前の両親学級で保健師から男性へも産後うつの説明がある自治体も増えているのだそうです。

男性の産後うつが女性と違うのは、発症時期が少し後ろにずれることです。最も多いのは産後3〜6カ月頃。本書を監修した医師によると、母親の方が産後うつで受診をしていて、「実は夫の様子もおかしくて」と相談を受けるケースが多いのだそう。


放っておくと自殺や母子心中などのリスクも

少しショッキングな事実かもしれませんが、産後の女性の死亡原因の第1位は自殺です(妊産褥婦の自殺―東京都の集計及び概略分析より)。産後うつで命を落とすイメージはないかもしれませんが、自殺をした人の半分は産後うつを発症していた可能性が指摘されています。また、重症の産後うつで入院を勧められても拒否をした結果、自宅マンションから母子で飛び降りようとしてあわやのところで夫が食い止めた、という事例もあったそうです。それほど、産後うつは放置すると怖い病気です。専門家による適切な治療と家族の見守りが不可欠な病気と言えるのです。
本書では、実際の体験談も掲載しています。


産後うつの原因の一つに鉄不足があるかも!?

産後うつの原因は実ははっきりとはわかっていません。ただ、おそらくこれが原因ではないかと言われているのが、ホルモンバランスの乱れと産後の疲れや睡眠不足による脳の炎症です。
さらに、近年の研究で食事も産後うつの発症に関係していることがわかってきています。なかでも鉄は意識して摂るべき栄養素と言われています。国立成育医療研究センターの調べによると、産後1週間の間に貧血のあった女性で、軽度貧血で1.61倍、重度貧血で2倍近くも産後うつのリスクが高まるという調査結果があったそうです。
本書では、毎日の生活でなるべく手軽に鉄を摂取する食事のアドバイスもしています。


『マンガでわかる! 産後うつ?と思ったら読む本』

監修: 細川モモ(予防医療・栄養コンサルタント)、立花良之(国立成育医療研究センター・診療部長)
定価: 1650円(税込)
仕様: A5判・176ページ
発売日: 2023年3月24日(金)


ご購入はこちら:
https://amzn.to/3K5eR9R

<2023/03/24>

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