2008/5/22

大統領は誰になる?

小高い丘の上にある大学のオフィスからは、アメリカ第二の長さを誇る河が悠々と流れているのが見えます。また、窓を開けているといろいろな音が聞こえてきます。町を走るパトカーや消防車のサイレン、野生あざらしの吠える声、船の警笛。そして、町を揺るがす歓声も。

先日、アメリカ大統領予備選挙を1週間前に控え、クリントン元大統領がこの町にやってきました。ご存知、アメリカは大統領予備選の動向についてのニュースを聞かない日はないほど、市民の関心が寄せられています。
この町に現役・元を含めて大統領という名のついた人がやってきたのは1960年台のケネディ大統領以来ということもあり、町は大騒ぎ。50分ほどの街頭演説に700人を超す聴衆が集まったそうです。私の聞いた歓声はこの聴衆でした。クリントン氏は演説がうまい、という評判もあります。地元の高校はバスを出して、生徒に生で政治を勉強する機会を与えました。
大統領選ではお決まりの経済、教育、そして保険の問題が討論されてきていますが、この町では、液体ガスの工場建設に関するローカルな話題にも触れ、地元の関心を集める演出もしています。

対するオバマ氏もこの町には足を延ばさないものの、州内の大都市で数万人単位の演説を繰り広げていますし、ここに選挙事務所も数ヶ月前に立ち上げました。民主党が優勢と言われているこの州では、クリントン氏とオバマ氏の一騎打ち状態です。

夫が面白いウエブサイトを教えてくれました。https://glassbooth.org/ 大統領候補の演説や討論などをデータベースに盛り込んであり、ウエブ閲覧者が経済、教育、銃規制、保険、国土保安、環境とエネルギー、移民、年金、税金、そして医療用マリファナについてなど10項目の質問に答えることによって、どの大統領候補と近い意見を持っているのか、つまり誰をサポートしているのかを知ることができるのです。
何といってもアメリカの大統領選挙の面白いところは、自分が同調する候補者(厳密には投票人)に直接投票できる仕組み。対候補者たちの一挙一動を論って非難する演説には多少嫌になる時もありますが、どの候補者もとても前向きで強気なところがさすがアメリカだと感心します。

次期大統領の就任は来年の1月です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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