2007/3/15

仕事に採用されるには

最近、人事の仕事は面白い、と思うようになりました。企業で働きたい人の外からの窓口であり、働く人には何でもどうぞの便利屋なのです。たくさんの人と係わりあうという点では、大好きだった広報の仕事ととても似ています。

採用に関する私の仕事は、応募用紙を受け取るところから始まりますが、その後、用紙の記入漏れや過去の応募歴をデータシステムでチェックして評価表に記入し、マネージャーに回覧。そこで彼女が更に詳しいチェックをした後には、再び私が用紙を手にし、システムに入力をします。また応募者へ応募確認の手紙を出すのも私の仕事です。何度も応募者の名前を目にする上に、違う職種に何度も応募してくる人も少なくなく、心の中で頑張って!と応援してしまいます。

最近はウエブサイトからの応募も増えましたが、自筆で記入し郵送してくる人もまだ少なくありません。また応募用紙にレジュメ(履歴書)、さらに応募動機や特技などを簡潔に一枚にまとめたカバーレターを添付して、「自分のことをよりわかって欲しい」と意気込みを伝える応募者も多数います。過去の上司からの推薦状も、応募者の人となり、経験と実績を表す参考書類です。

かといってそういった資料一式を揃えた人が必ず採用されるかというと、そうではないようです。私の経験から、面接は面接官(我が社の場合は採用部署のマネージャーと同僚)と波長が合うかどうか。資格が満たされているのは重要ですが、面接官とどれだけ楽しい時間を過ごせるかが一番のポイントでしょう。一緒に仕事をする人が楽しい人がどうかを、短時間で見極めるのは大変な上に、直感に頼るところもあるのではないでしょうか。

さて、昇進を狙っている夫は、資格取得のクラス終了を待たずに「取得見込み」で社内募集に応募しました。彼の応募書類には、上司や同僚からの推薦状が必須なのだそうです。面接を控え、想定質問での練習にも付き合いましょうか。
でも一番大切なのは、やっぱり楽しい時間、ですよね。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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