2006/12/28

サンタは北極に

少し前にクリスマス商戦たけなわの大手ストアで、従業員が顧客に「Happy Holidays!」と言うのか「Merry Christmas!」と挨拶するのか、ニュースを賑わせていました。「客がキリスト教徒かどうかわからないのに、クリスマスのお祝いの言葉をかけるのはおかしい」ということです。この時期、ユダヤ教のハヌカ、アフリカ系アメリカ人のクワンザの祭りもあります。結局「Merry Christmas!」に落ち着いたそうですが、日本でも大騒ぎになるのと同じく、アメリカも商業主義に追われ、クリスマスは一年で最も大きなイベントになっているのに、今更どうしてこの話題になるのか不思議です。

さて、未だにサンタクロースの存在を信じる我が家の子供たちは、今週に入ってサンタ追跡ウェブサイトでその足取りを確認をしてきました。24日の夜には、ツリーの下のプレゼントをひとつずつ開けてちょっと興奮を鎮めることにしたのですが、長男はこの時点できれいに区分けし、それぞれのプレゼントを数えたらしいのです。「僕と弟とおんなじ数のプレゼントがある」といかにも満足気。小さなものでもいいから、数は同じにしておかないと。と言っていた夫のアドバイスに従って正解でした。その後、長男はサンタへクッキー、トナカイにニンジンを用意して、ようやく落ち着いて寝ました。

そして待望の25日、クリスマスの朝。子供たちはあれよという間にプレゼントを開け終わり、12時頃までパジャマのまま熱中して遊んでいました。面白いことに二人とも、相手のプレゼントが楽しく良いものに見えるらしく、片方が必ず「何、それ〜!いいなあ〜!」と擦り寄っていくのです。長男は少なからず自制心がありますが、次男は皆無に近く、例えば長男がプレゼントでもらった組み立て中のブロックを奪って、壊して逃げることを躊躇なくやってしまいます。隣の芝生が青く見えるということでしょうか。それにしても次男はかなり大胆です。

クリスマスが終わると、騒ぎはおしまい。淡々と新年を迎えた翌2日は、学校も仕事も始まり、普通の生活に戻ります。

みなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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