2006/3/2

読書週間

「Read Across America Week」
これは読書は楽しいことを教えようと、全米教育委員会が主催して全国の小学校で行っている読書週間です。3月2日は、子供向けの本ではダントツの人気があるDr. Suess(ドクター・スース)の誕生日で、この一週間を読書週間にしているのだそうです。

読書週間というと、堅苦しく聞こえますが、そこは突拍子もないことが時々許されるアメリカです。月曜日はStar Day。星のついた洋服を着よう。火曜日はRead a Shirt and Crazy Socks Day。文字が書いてあるシャツを着て、面白いソックスを履こう。水曜日はWhoville Hair Day。すごく変なヘアスタイルにしよう。木曜日はRed and White Day。赤と白の洋服を着よう。金曜日はHat Day。帽子をかぶろう。一週間、ドクター・スースとその本にちなんだことを子供たちに体験させながら、体育館で皆で本を読んだり、ボランティアが教室を訪ねて本を読んだり、他のクラスに行って一緒に本を読んだり、といつもとは少し違う形で毎日読書に親しむようなイベントが行われます。

長男は毎日特別なことができるので、おおはしゃぎ。ソックスを片方ずつ違うものを履いたり、特にヘアスタイルは一週間前から大騒ぎして、水曜日の朝は普段使い慣れないジェルと大格闘して登校しました。お祭りですね。

英語は日本語と違って、ひとつのアルファベットに幾通りもの発音の仕方があるので、読めるようになるのはとても大変です。しかも読めないと、他の学科ができないので、読書は勉強の基本中の基本。読書週間でなくても、学校では力を入れています。長男のクラスでは、毎日、声を出して本を読むのが宿題になっていて、何を読んだかを記入して一週間分を金曜日に提出するようになっています。

日本で以前勤めていた会社で、英語の上手な先輩が、僕の英語は雑誌から文学書までいろんな本を読むことで上達したんだよ、と教えてくれたことがありました。英語、日本語共に、読書の時間が少なくなった私は、自覚できるほどに語彙が少なくなっています。
私にも読書週間(動機づけ)が必要ですね。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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