2006/2/16

バレンタインズデー

今年もバレンタインズデーがやってきました。

我が家で一番盛り上がったのは、小学一年生の長男でしょう。
彼は、一週間ほど前に担任の教師からクラス全員の名前一覧をもらってきました。学校の決まりで、特定の友達だけでなく、クラス全員にカードを渡すことになっているのです。随分前に用意していたスターウォーズのカードに、友達と自分の名前を一枚ずつ書き込みました。担任と教師助手、それに校長を含めて24枚。しっかり名前を書く練習になったようです。
また担任教師からは、当日パーティ用のお菓子、ジュース、紙皿、コップ、ナプキンなどの寄付を募る紙を、生徒のリストと一緒にもらってきました。
おそらくカードを交換するパーティなのでしょうが、紙を持ち帰った息子の顔もにこにこ。私も子供たちが楽しそうにしている様子が目に浮かんできて、にこにこしてしまいました。

先週、私の会社である人から日本のバレンタインズデーについて聞かれました。日本のそれは、まず義理チョコが出回る日。そしてボーイフレンドとガールフレンドがチョコレートやプレゼントを交換したり、告白したりする日。ですよね。「あらぁ、夫婦でもカードを交換したりとかしないの?」「・・・」
完全に商業化されたイベントを説明しながら、居心地が悪くなりました。

もちろん、こちらでもバレンタインズデーが近くなると、指輪やネックレスなど貴金属の広告などが増えてきますし、スーパーにもバレンタインズデー用のキャンディーやチョコレートが積まれます。でも、少なくともコネや義理のためにチョコレートやプレゼントを贈る風習はありませんし、小学生のパーティは別として「あなたのことをいつも想っているんだよ」という気持ちが根底にあるところが違うように思います。

バレンタインの朝、私は夫からカードとCD、そして長男からは手作りのカードをもらいました。私から夫へはカードを渡し、長男と次男に大きなハグ。
家族皆が、ほんわか暖かい心になって、それぞれの場所へと向かいました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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