2006/1/5

里帰り−2



何は無くとも先立つものが必要です。
まず銀行に出かけ、手持ちのドル(トラベラーズチェック)を円に換えました。ちょうど円安時期に当たり、1ドル120円!何十年も前の1ドル100円の記憶が付き纏っているので、かなり得した気分になりました。

また、JRの乗り放題チケットを有効にし、その後の日本横断旅行のための新幹線を予約するために、みどりの窓口に出向きました。このチケットは、のぞみには乗車できないけれど、他の新幹線・特急は指定席を確保できる便利でお得なものです。窓口の人は、私のわがままな要望(時間帯、禁煙、富士山が見える側など)に、辛抱強く嫌な顔ひとつせずに対応してくれました。さすが日本のカスタマーサービスは素晴らしい!しかも最後には、記念にどうぞ、と長男に新幹線の定規を差し出してくれました。
翌日乗った新幹線でも、車掌さんに長男と記念写真を、とお願いしたら気軽に応じて頂いた上に、記念に、と新幹線のグッズも頂戴しました。女性の車掌さんがてきぱきと乗客に対応している様子といい、今回の旅で、JRのイメージが、昔のお堅い決まりきったサービスから、ぐっと身近なものに変わったように思います。

さて、お世話になった友人宅では、長男の新しい体験がいくつもありました。
お風呂と別々の部屋にあるトイレ、しかも水を流すレバーが2種類あること。
そのお風呂は入る前に身体を洗わなくてはいけないけれど、とても深くて、座ったら顔が半分つかってしまうこと。風呂好きの長男は、日本語で「ああ、気持ちいい〜」と言って、私を微笑ませてくれました。
またベッドと違って、布団を夜、床に敷き、朝は重ねる作業も彼にとっては初めてのことです。重ねた布団によじ登りたくなるのは、子供の本能でしょうか?!
さらに、マンションの駐車場は2階建てになっていて、エレベータみたいに移動することも、ロボットみたいでとても面白かったそうです。
アメリカに戻ってから、長男はこの新しい発見を、とても得意気に夫に話していました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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