2005/12/15

里帰り

先月、5年ぶりに2度目の里帰りをしてきました。
前回日本に帰ったのは、長男が1歳になる2ヶ月ほど前。気が遠くなるほど昔のことです。

本当なら家族4人で行きたかったのですが、予算と夫の休みの都合で、私と長男と二人きり。私は10日間の休みをやっとの思いで取り、9日間で関東、関西、九州と日本を縦断して、家族や友人を訪れる旅です。
長男は前回の旅のことは、全く記憶にないので(当たり前ですね)思い出になるようにと、海外居住者用のJR乗り放題チケットを利用して、彼の念願の新幹線での移動にしました。

私は旅行が近くなり、嬉しくてたまらない反面、5年のブランクを経て日本に戻ることに怖気づいてきました。インターネットで得るニュースは、所詮大まかな情報だけです。わずかな日本の情報と流行遅れのファッションが心配になり、「大丈夫だから」の言葉を聞くために、国内外の友人に何度も連絡を入れました。

ところが、日本に到着すると、そんな心配はもう何処へやら。わからなくてもびっくりしても、日本なら自分で何とかできる。ファッションが可笑しければ、外国からのヘンな旅行者になればいいや、と度胸が座りました。

成田空港に到着し、まず最初にこれは前回の旅と全く違う!と思った風景は、「携帯電話」です。どちらを向いても必ず誰かが電話で喋っているのです。私の住む町でも、ここまではないし、私自身が携帯電話がなくても済む生活をしているせいか、本当にびっくりしました。
旅行中も、様々な携帯利用の場面に会いました。訪れた観光地では、携帯で記念写真を撮るカップル、はっきりした場所を指定しなくても約束できる「携帯待ち合わせ」、家族と顔を見ながらテレビ通話。電車内でメールを打つ人の多いこと。
私も、日本滞在中、母親の携帯を借用し使わせてもらいましたが、移動が多い生活では、大活躍しました。

有難い友人の出迎えの車に乗り込み、成田を出発。
長男と私が、思いっきり楽しい思い出を作る旅行が始まりました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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