2005/9/8

ぴかぴかの1年生

今日は、長男の初登校日でした。
日本では新しい制服を着て、体より大きなランドセルを背負って、親と入学式に望む日ですよね。
こちらは式も制服もなし。呆気に取られるほど、普通の日と同じです。

前日にオリエンテーションがあったのですが、これは教室で担任の教師と会って、いろいろな書類にサインをするのが目的。緊急連絡先、家族構成、家庭で使う言語、病歴に加えて子供がインターネットを使用することを許可するかどうかまで。手際よく読んで書かないと、追い着きそうにないほどのボリュームでした。
親が一生懸命に書類に目を通している間に、子供たちはクラスで共同使用をする文具(各家庭から持ってきたもの)を仕分けして、早速、教師の手伝いをしていました。文具は学校から配布される「学校に持ってくる文房具必需品」のリストを元にして用意するのですが、「Back to school」セールでは欠かせない買い物です。

そして迎えた今日、初日。
学校は我が家から歩いて10分なので、次男を乳母車に乗せ、長男と歩いて登校しました。
建物自体は授業が始まる30分前から開いているのですが、生徒は指定の時間まで教室に入ってはいけないことになっていて、登校したらすぐにカフェテリアで朝食を食べるか座って待つ、または外に出て遊ぶ、ことになっているのだそうです。これはアメリカの学校では当たり前のことなのでしょうね、オリエンテーションでは全くでなかった話題で、私もそして長男も、まわりの子供たちの様子を見て初めて知ったのでした。

意気揚々と学校に入って行った長男を見送ったあとは、次男とふたりぼっち。久しぶりに丸一日をふたりだけで一緒に遊んで過ごし、午後、また歩いて長男を迎えに行きました。
いつもは車で移動することが多いのですが、子供たちと一緒に歩き、あれこれとゆっくり話すのは、新鮮でのどかな気持ちになるものです。
長男は新しい友達の名前をいくつか挙げ、楽しそうに一日の出来事を語りました。

制服やランドセルがなくても、息子は「ぴかぴかの一年生」です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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