2005/7/7

2つの冒険旅行

長男と夫が、夫の実家から相続したものを引き取りに、二つ離れた州まで出かけました。
長男にとっては、おそらく夏休みの最大イベント。行きは飛行機、帰りは引越し用トラックで15時間のドライブになる5泊6日の旅です。それに伯父、伯母、従兄弟に会える楽しい旅でもあります。前回の私の出張に引き続き、私抜き、しかも時にはライバルとなる次男もいない、夫と二人だけで男同士の時間を楽しんでいるのです。
残された次男と私も誕生以来初めて、二人だけで過ごしています。次男は、家の中ではどこでも私に付いて回りますし、ベビーシッターに預ける朝は、いつもならバイバイと手を振るのに、私にしがみついて泣きじゃくりました。こんなに小さくても、環境の変化はしっかりとわかるんですよね。私としては、長男の目を気にしなくていいのはこんな時くらいだからと、べたべたとくっついて遊んでいます。

さて、今回の夫と長男の旅のために、私には重大な任務がありました。それは二人を空港で降ろして、私が運転して我が家に帰ってくるということ。
我が家は都市部の空港から約1時間半。1万人規模の町を運転しなれている私は、都市部に行く時はいつも夫任せでした。それに、住宅地で迷う、左右逆に曲がる、国道の分岐が全くわからないなど、自他共に認める方向音痴の私に運転しろとは夫も言いません。
今回は、せざるを得ません。行き道では、分岐点で振り返り景色を覚え、空港から帰りの高速に上がるリハーサルまでしました。
家に帰りついた時は、首も肩も凝り凝り。都会の運転者に負けないように運転するのはとても疲れます。幸い、次男はカーシートでぐっすり眠ってくれ、助かりました。
日本で人口120万人都市の都心を何のことなく運転していた度胸は、いったいどこに行ってしまったのでしょう。但し、あの頃自分が方向音痴だとは思いもしなかったのですが。

夫は私が無事に戻るまで、とても心配していたようです。
今度は私が二人の長距離ドライブの無事を待つ番です。そして、長男のお土産話を今からとても楽しみにしています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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