2005/4/21

Do it yourself!

我が家のリビングルームの床はもみの木でできています。
こちらでは、家の中でも靴を脱ぐ習慣はないので、長年の汚れが染み付いていて、どんなに掃除をしてもすぐに靴下が真っ黒。部分的にカーペットを敷いていたものの、はいはいをする次男に、申し訳なく思っていました。
ある連休に、夫がその床の再仕上げをしました。再仕上げ=磨くと言っても、ただ単に洗剤でこするだけではありません。家具を全部動かし、絵や写真などの装飾品も移動。DIY専門店からレンタルしてきた大きなやすりの機械で元の表面コート剤を剥がし、木材の表面を滑らかに磨きます。そして掃除機で木屑やほこりをきれいに吸い取り、水ぶきをした後にあらためて表面コート剤を3度も塗るという大作業です。大して広い部屋ではないにしても、夫にとっては、初めての作業。木屑がかなり飛ぶので、作業の前には他の部屋へ通じるところには全部ビニールを張るという準備が必要な上に、終わったあとには壁まで拭かなくてはいけませんでした。全工程で丸2日かかりましたが、おかげで床はつるつるのぴかぴか。靴下も汚れず、掃除も簡単になったし、とても快適です。

夫にとっては、初めての家をいじる大きな仕事が終わり、ちょっとばかり自信もついたようです。お天気が良くなる夏場には、窓を換えると張り切っています。

DIYの本や店では、「こんなことまで自分でやるの!?」と思うことまで、ちょっと器用な人なら簡単にできるように説明してあります。(本当はそんなに簡単なわけはないのですが)夫曰く、それなら自分もやってみよう、という意欲が湧いてくるのだそうです。自分の家なら好きなように手を加えられるし、尚更に夢が膨らみますよね。

さて今回、作業用掃除機を思いきって購入した時のこと。スーパーのレジで係が、「さあ、今日は週に一度の何の日か知ってる?」と勢い良く自慢げに夫の前に差し出したのは、senior discount coupon(シルバー割引券)。係はIDの表示も求めず、20%を割引いてくれたのだそうです。「どう反応していいものか、何も言えなかったよ」と笑いながら夫は戻って来ました。係が夫を本当に高齢者(60歳以上)と思ったのか、単に割り引いてくれたのかは、未だに謎です。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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