2005/4/14

私の英語

アメリカに住み着いて丸7年が経ちました。

そんなに長く住めば、もうぺらぺらでしょう。と言われることもありますが、自分の能力を知っているだけに、その度にがっくり。

実際、英語がすらすらと頭の中に入ってきて、自分でも驚くほど早口で的確に話せることもあれば、頭が全く英語を受け付けない状態になっていて、たどたどしく受け答えするのが精一杯の時もあります。不思議です。どうも自分では意識していないのですが、ふっとスイッチが替わり、頭の中は日本語で考えていることがあるようです。職場では気を張っているつもりでも、突然日本語の頭になり、そんな時に不意を突かれると、日本語で答えそうになり我に返る、という情けない状態に陥ります。

合わせて、随分厚かましくなったとは言え、まだまだ自分の英語(発音や文法は?!〜夫によると、こう考えるのが日本人らしいのですが)がうまく通じるだろうか、という不安で、会話に入っていけないこともしばしば。

そんな私なので、会社では、余裕のない態度としゃべりになっているし、アメリカ人の好きな冗談にも、テンポが遅れて笑ってしまいます。

そして何より悔しいことに、自分からウィットのある会話をするが全くの苦手。

例えば、先日ある人から「○○(彼の同僚)の日本語はどう、うまい?ぺらぺら?」と同じ会社の人について聞かれた時も、「上手ですよ。日本人じゃないから、ぺらぺらってことはないけど」と真っ直ぐな答えしかできず、その3分後には「私の英語よりはずっと上手よ!」って機知に富んだ受け答えがどうしてできなかったんだろう、と後悔。会議の後でも、同僚とのちょっとした会話の後でも、こう言えば良かったのに!とすっきりしないことがよくあり、帰宅する車の中で大声を上げて、ストレス発散をしています。

そういえば、日本でも「もうちょっと遊び心が無くちゃねえ」と言われたことがあったような。こうなると、これは語学ではなく個性の問題なのかもしれませんが。

スイッチを英語に替えてしまうのは難しいけれど、語学が上達すれば、自分に自信がついてくるはず。落ち込むばかりじゃだめだめ。頑張ります。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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