2005/3/31

イースター

先週末はイースターサンディでした。

イースターはクリスマスと同様に、本来の宗教的なイメージが少なくなり、もっと商業化されたイベントとなっているようです。特に子供たちにとっては、当日の朝にはイースターバニーが来て、バスケットにお菓子や小さなプレゼントを入れて行ってくれるし(もちろん保護者がこっそり用意します)、エッグハンティングでもキャンディやおもちゃを手に入れることができるとあって、楽しみな行事のひとつです。この時期、ストアでは、ピンク、黄色、ブルーなどの薄い春らしい色合いのものがたくさん並べられます。

残念なことに、週末は嵐。5000個のゆで卵が用意されていた町のエッグハンティングは中止になってしまいました。「○○公園のエッグハンティング行く?」が子供たちの合言葉のようなものだったのですが、仕方ありません。

さて、そのエッグハンティングが行われる予定だった公園は、現在大改築のための大プロジェクトが進んでいます。

もともと市の公園で、遊具がある場所を取り囲むように広大な芝生が広がっていますが、予算が無いために遊具はとても老朽化していて、しかもいくつかぽつんぽつんと残っているだけ。あまりにも古いので、安全なのかと恐る恐る子供たちを遊ばせるしかなく、人を見かけなくなっていました。

そこで、一念奮起した発起人が市、地元企業、子供たちと親を巻き込み、プロジェクトを進め始めたのです。プランを発表した後、必要な資金を集めるのにあの手この手で大変です。新しい公園のロゴマークがプリントされたTシャツや庭に建てる宣伝用の立て札の販売、寄付で募った商品のオークションなどなど。改築をする日は6月の下旬と決まっています。発起人を始めとしてこのプロジェクトに参加する人は皆ボランティア。改築の日には数千人のボランティアを募っています。町には大工などのプロもいますし、DIYのアメリカなので、器用な人が大勢集まることを期待しているのだと思います。

来年は、お天気も良く、きれいに改築された公園でエッグハンティングができることを楽しみにしています。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

アメリカからの子育て奮闘記TOPページへ