2005/3/17

内視鏡検査

仕事と家庭。うまくバランスを取っているつもりでも、うまく行かないこともあるんですよねえ。
仕事の忙しい時期と長男の反抗期、手の掛かる次男の世話に加えて、ベビーシッターが休みがちになった時期が重なり、かなりのストレスが襲いかかってきました。
胃がチクチク、キリキリと痛み、ぐっと掴まれるような痛みからずーんと重くなるという一連の痛みが続きました。おまけに夜中に目が覚めて眠れない日々。
そんな中、日本では同じ年頃の有名人が亡くなるというニュースが立て続いたのを見て、「もしかして私も・・・」などと考えて、また夜眠れない。という悪循環。

えいやと重い腰を上げ、家庭医に行きました。医師は私の話から、神経症という診断をし、胃酸を抑える薬を飲むように。そして2日間ぐっすり眠ること、と睡眠薬の処方箋までくれました。ところが、付け足しのように言った「僕にも言えるけど(この医師は韓国からの移民)、アジア人は胃ガンになりやすいから、念のために胃カメラ飲んでおくのもいいかもね」という言葉が妙に引っかかり、思い切って検査を受けることにしました。

検査を受けるには、外科医を別に訪ね、また診察の一から始めなければいけません。まったく面倒なシステムですが仕方ありません。家庭医の薦める外科医の予約が取れ、診察の2日後に検査を行うことになりました。
日本で、十年ほど前に同じ検査をしたことがあるのですが、その時は看護師がぼんやりとなる静脈注射と喉に麻酔スプレーをしてくれて、私ははっきりと意識がある中のことでした。
ところが、アメリカでは麻酔医がつくのです。病室から寝たままで予備室に運ばれ、麻酔を打たれて、意識が遠のき、目が覚めたら検査が終わっていたという状況です。15分ほどの検査のために、その後24時間は車の運転も禁止されました。

結果は、潰瘍や悪性腫瘍の心配はなし。この検査の後、私のストレスの要因も少しずつ小さくなり、胃の痛みも徐々に減っていきました。
異常無しと言われると調子が良くなる。不思議なものです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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