2004/9/24

幼稚園でボランティア

仕事のやりくりをつけて、週に一度、長男の学校にボランティアに行き始めました。次男を教室の一角にあるカーペットの上に座らせ、教師の補助をします。ボランティアは学校や教師から強く希望されていないのですが、私自身がアメリカの幼稚園や、長男の様子を知っておきたいと思ったのと、常に教師とコミュニケーションを取っておきたいからです。

生徒は24人。教室には小さな机と椅子がグループごとに並び、それを囲むように、本やパズルの棚、そして自由時間に遊べるままごとや砂遊びのコーナーもあります。教師は生徒たちが飽きないように、次々と内容を変えながら、授業を進めます。就学前に、家庭やプリスクールでアルファベットや数字など基本的な事項を学んできている子が大半のようで、「これが幼稚園?」と思わせるような進み具合です。また、教師は全員一斉の横並びを強制せず、生徒それぞれのペースで、納得のいくようにさせていたのは、いかにもアメリカ的だと思いました。

ランチは、カフェテリアで暖かいランチ(チキンナゲットやピザなど)を食べてもいいし、家からサンドウィッチなどを持って来てもいいようになっています。親がお金をカフェテリアに預けておいて(ディポジット)、初めて暖かいランチをたべることが出来ます。

カフェテリアでは、テーブルに帰途のバスごとに別れて座るのですが、その騒がしいこと。食べている子はほんの一握りで、とても集中してランチを食べる環境ではありません。
驚いたのは、生徒たちが破棄する食事の多さです。一口食べたら、もうおしまい。「ちょっと待ってよ!世の中には、食べるものがなくて悲しい思いをしている子供たちが、たーくさんいるんだよ!!」と言いたくなりました。
付き添っているカフェテリアのスタッフは、もっぱら「座っていること」に気を配り、きちんと食べることには無関心のようです。これも国のしつけの違いでしょうか。私が小学生の頃は、「給食は残さずに」と、食べてしまうまで、お昼休みも無かったのに。

午後の幼稚園はこの逆です。ランチに始まり、2時間半の授業。
幼稚園の教師は体力勝負、なのだそうです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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