2003/12/24

クリスマスに

クリスマス。
12月に入って間もなく、今年も地元の消防士たちがフードドライブと称する、食料品の寄付集めにやってきました。消防自動車の上に乗ったサンタの「HO!HO!HO!」の掛け声と消防車のサイレンが聞こえて、息子と一緒に缶詰を入れたビニール袋を持って家から飛び出しました。

息子には、折に触れて、寒い外から暖かい家に帰って来れる有難さや、食べ物を粗末にしてはいけないことを知ってもらおうとしていますが、まだ本当に理解するには時間がかかりそうです。息子の場合は、寄付というよりも大好きな消防車と消防士に会える、という段階ですが、こういった機会が身近にあることによって、アメリカの子供たちは、小さな頃からボランティア精神を学んでいくのだと思います。

サンクスギビングからクリスマスにかけて、学校、企業、団体などあちらこちらで盛んに寄付活動が行われています。ダウンタウンの銀行や事務所にも、入り口にドラム缶のような大きな箱が置かれ、食品だけでなく、日用品、おもちゃなど、あらゆるものが寄付されています。

私の住む小さな町から少し都会に出ると、高速道路の入り口、往来の激しい交差点に、お金や物を乞う人たちが看板を掲げて立っています。「寄付をしないのがけちなのか、他人に乞うのが卑しいのか」という視点で、この行為を取り上げたニュースもありました。
ある年の冬には、寒そうな路上生活者に、若い男性が車の中から自分のコートをぽんと手渡す様子を見ました。また私の友人の夫は、お金を渡すよりも、と街角に立っている男性をファーストフードの店に連れて行き、昼食を買って渡したことがあるそうです。

学校、企業団体を通して寄付される食品や日用品は、フードバンクという所に一旦保管されます。そしてクリスマス直前にそれらを必要とする人たちが、パッケージを受け取る仕組みです。

アメリカでは、世の中が浮かれ、人々はホリデー気分に浸るクリスマスです。
誰もが幸せなクリスマス、そして良い年を迎えますように。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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