2003/10/2

あっという間に4.5キロ

妊娠6ヶ月に入って、お腹がぐんと突き出してきました。
体重も10パウンド(約4.5キロ)も増加。特に美食・過食した覚えはないのに、順調に重たくなっています。
助産師によると、20週までに13パウンド(約6キロ)増えるのが普通だとか。最終的にはその倍の26パウンド(12キロ)!!体格の良いこちらの女性たちならともかく、背の低い私がそんなに増やしたら、まるで雪だるまのようになってしまいますよね。私はできるだけ10キロまでと決め、日本の育児書の体重表とにらめっこをする毎日です。

私の助産師は、いつも声が大きく元気が良いので、会うたびにこちらも元気づけられます。血液検査の件で少し深刻になった以外は、「あなたは全然問題ないわね。ほーら心音も聞こえるし、体重も増えてるし。」がはは、という笑い声を、ひとつひとつの会話の後につけても全く違和感がないほどです。

担当の看護士も、愛想が良く暖かい雰囲気を持つ人で、とても安心できます。
ちなみに、産婦人科に限らずどこのクリニックでも、まず個室に通され、看護士が先に診療室にやってきて、問診、血圧測定などの予診を済ませます。看護士が部屋を去った後、恭しく医師や助産師がやってくるのです。
看護士の彼女は特に話し好きで、質問もほとんどなく、妊娠の経過に特に問題もない私とは、世間話に花が咲くことが多々あります。
彼女の末っ子は空軍士官学校(エリート養成校)を卒業し、今は日本に駐留中。私が日本人だということもあって、最初の検診であったその日に、自慢の息子の分厚い卒業アルバムを見せてくれました。「日本人のお嫁さんを連れて帰って来るかもね」と私が冗談を言ったら「大歓迎!」と言っていました。

産科は、命の誕生に関わっていることで、患者とのトラブルが起きる確立が高く、訴訟に備えて、医師や助産師が入る保険が高額なのだそうです。つい先日、その保険掛け金の高騰を理由にこの町の医師が二人、産科を取り辞めてしまいました。人口1万人の町に出産に立ち会える医師(助産師)がたった二人。
この町の産科事情は大丈夫なんだろうかと思うと同時に、疑問に思ってしまいます。何日も待たないと診てもらえないほど忙しい医師が払えない保険って、いったい幾らなんでしょうね?!


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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