2003/8/21

お風呂場に注意を

妊娠がわかって、早速クリニックに予約を入れました。
アメリカで医者に診てもらうには、まずかかりつけの家庭医(ファミリードクター)に会って、そこで専門医(例えば消化器科、心臓血管外科など)のほうがいいとなると、その家庭医から紹介をしてもらうという手順になります。家庭医は検診や出産時の処置もできるのですが、我が家の家庭医は男性。私の考え方として、男性は女性の身体のしくみを勉強することはできても、生理痛や妊娠、出産といった女性特有の経験は絶対にできない、できれば経験を共有している女性に診てもらいたい。ということで、今回は女性の助産師にかかることにしました。

さて、予約の電話から一ヵ月後。ようやく助産師と面会しました。体調を確認する数種の血液検査と内診、それに本人と家族の既往症を確認する質問などはおそらく日本と同様でしょう。彼女から念押しされたのが、必要であれば麻酔処置をするし、同系列の病院での出産なので、万一の事態が発生した場合は同じクリニック内の医師と連携して、しっかりした対応をするので心配しなくて大丈夫だということ。ただし、自宅での出産や水中出産はできない、ということでした。

日本では検診ごとに超音波検査をして、写真やビデオのサービスを受けられるそうですが、アメリカでは超音波検査をするのは、特別な場合を除き5〜6ヶ月頃に一回のみ。毎回の検診では、体重測定と尿の検査、赤ちゃんの心音を聞いて、心配事や気になる症状を相談したら、おしまい。です。医師(助産師)からは「あれは?これは?」と聞いてくれないので、自分で事前に質問を整理しておかないと15分の診療時間はあっという間に過ぎてしまいます。
私の助産師は自身が高齢出産を経験している上に、私の夫と同郷ということもわかり、初めての診察時から和気あいあいとなりました。なかなかいい感じです。

息子の時は、最初に心音を聞いた時に感動で涙が出てきましたが、今回は「いるいる。元気にしてる」と自分自身が驚くほどあっさりしたもの。夫も同じ反応でした。二人目って万事こんな風になってしまうのでしょうか?!


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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