2003/7/31

小さな町で、自然を満喫しませんか

我が家の静かな夏とは裏腹に、この人口一万人の小さな町は観光客で賑わってきました。

私たちが住む町は、州の中でもかなり歴史がある中に数えられ、百年前に建てられたビクトリア調の住宅や、かつての産業の名残が町のそこここにあふれています。町は歴史ある建物の見学ツアーや車で数十分の海、町の近辺にあるキャンプ場、そして200年前の新開地探検隊が滞在した跡地をアピールし、観光客を惹き付けようと必死です。
かつての産業の衰退を機に、観光地として大きくなりたい町、なのです。

この時期、バスのように大きなキャンピングカーを始めとする他州ナンバーの車で、2車線しかないしかも一方通行のダウンタウンは、大渋滞。古い町なので、道も狭く駐車場もほとんどが路上になります。
ある日、ダウンタウンから数百メートルの時速30マイル(45キロ)の道路脇に消防車とパトカーとショベルカーが並んで止まっていました。翌日の新聞で、何とトラックに繋がれたレジャーボートが、台車の接続が甘く見事脱落。カーブでボートは勢い良く道路脇の住宅に突っ込んだことがわかりました。恐ろしい!不幸中の幸いで、けが人は無かったそうです。こんな珍しい出来事も、この地ならではでしょう。

観光客も地元の人も訪れる海辺では、あるがままの自然を楽しみます。日本で良く見かけるバーベキューはこの辺りでは禁止。「海の家」なんてしゃれた休憩所はないので、各自がクーラーに飲み物や食事、お菓子などを準備してきます。シャワーもなし。犬を連れて走る人、「天然の大きな砂場」で歓声を上げながら、砂まみれで遊ぶ子供たち。タオルの上に転がって夏の陽射しを楽しんだり、海で泳いだり。ラジオやCDをかける人もいないので、聞こえてくるのは、波の音と人の歓声、そして時折やってくる沿岸警備隊のヘリコプターの音だけです。

ここには、遊園地も大きなショッピングモールもありませんが、ちょっとしたアメリカの歴史と自然を楽しみたい人には、お勧めの町です。

えっ? わたしは町からPRを頼まれたわけじゃありませんよ。念のため。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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