2003/7/10

壊れてしまえば、ただの箱

ある日突然、コンピュータが壊れてしまいました。
スイッチを入れて、ハードドライブがたった一回「くるん」と言ったっきり動かなくなったのです。画面がフラッシュしたり、あれっと思うような動きがあったり、前兆があったと言えばそうなのですが、甘く考えていました。

結婚し渡米して以来、私にとってコンピュータ=電子メール、インターネットは命綱のようなものです。家族は別にしても、友人とのやりとりはほとんどメールになっているし、日本のニュースをウエブサイトで読むのは、日課になっています。使えないとわかると「ネットで調べて、知りたいこと」も増えて、いらいら。この小さな箱に詰まっている素晴らしい機能と、インターネット上の膨大な情報に、日々どれだけ頼っているのかしみじみと感じました。

それに困ったのは、このエッセイです。400字詰めの原稿用紙を自分で作って、鉛筆を握り、辞書を片手に地道に書き上げ、ファックスをするしかない、と決心したきり、重い腰が上がらず。「あー、やっぱりコンピュータが無いと『仕事』ができない」と夫を急き立て、二日目には新しいコンピュータを購入し、組み立ててもらいました。

さて、壊れたコンピュータはただの箱になってしまいました。夫が友人から、中のデータを取り戻すためには、新しいコンピュータと接続してみれば良い、という話を聞いてきたのですが、それで新しいコンピュータが壊れることが恐ろしいらしく、未だに実行していません。専門店にお願いするしかなさそうです。
私の宝物とも言える友人・知人のメールアドレスも、さっぱりわからなくなってしまいました。送られてくるものを頼りに、登録するしかありませんね。
皆さん、バックアップは本当に大切です。お忘れなく。

それにしても、この5年間にテクノロジーはいったいどんな速さで開発されたのでしょう。すこぶる快適なコンピュータ環境に、キーボードを打つ指先がずっと軽くなりました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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