2003/5/15

公園で遊ぶ時、親は

アメリカでは、大人の保護無しに小学生以下の子供だけを家に残すのは、法律で禁止されています。親が仕事や都合で自宅にいない場合、放課後はベビーシッターを雇ったり、デイケア(託児施設)や親が認めている友人の家に寄り、親が迎えにくるまでの時間を過ごします。親の仕事が学校よりも早く始まる場合にも、デイケアに子供を預け、子供はそのデイケアから通学する、ということもあります。

子供に対しての保護が徹底しているアメリカで、先日「それはないでしょう」という光景に出会いました。こちらでは、小学生以下の子供が公園に行くには、親が必ずといっていいほど一緒です。親が子供と追いかけっこやかくれんぼをして遊んでいることもよくありますし、親同士が話をしていても、子供たちから目を離すことはありません。ある日のこと、公園の前に止まった車から、小学生くらいの子供3人が片手にハンバーガーショップのキッズセットを手に降りてきました。ピクニックテーブルに座って、食べ始めたのはいいけれど、親はどこに?車の中です。残りの食事を持ってくるようにとか、あれこれと窓から身を乗り出して叫んでいます。どうして降りてこないんでしょう。なぜかその子供たちは、とても遊び方が乱暴で、年下の子供たちのことをおかまいなしに走り回り、いじわるをしていました。車の中から見えているのか、いないのか、そういった子供の行動を黙認している様子に、ちょっと違うぞ、と思いました。

ところが同時に思い出した、自分の小学生の頃のこと。わたしが小学生の頃は、学校が終わってうちに戻ると、かばんを置くのももどかしいくらい、近所の公園に走って行ったものです。そこに行くと必ず同級生の子が居て、一緒に遊んだのですが、もちろん監督する親なんてひとりもいませんでした。親が忙しかったのか、任されて遊んでいたのか。その頃はけんかも自分たちで仲裁していました。夫の子供の頃もわたしの経験と同じようなものだったそうです。

世の中が昔ほど安全でなくなったこともありますが、子供たちにとってはどちらが良いことなんでしょうね。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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