2003/3/13

電話


電話が鳴り始めると、息子とわたしは猛ダッシュで受話器に向かって競争です。最近、息子は電話で話すことが楽しくて仕方ない様子で、同じ年の友達と一所懸命に会話をしているのは微笑ましいものです。

我が家は、息子に電話を取らせることはもちろんしません。知り合いの家で子供が電話を取り、「Yes!」と言ったところ、いつの間にか電話会社を切り替えられていた、という話を聞いたことがあります。競争の激しい業界ですが、ひどいやりかたです。

電話は、受け手の都合はお構いなしにかかってくるもの。手が離せないのに、急いで駆けつけた時に限ってセールスだったりします。それも何軒か宛に一斉にダイヤルし、一番先に受信した相手と通話するシステムが出回っているようで、受話器を取った時点で話中だったり、受話器を取ってしばらく無音、その5秒後に突然相手がものすごい勢いでマニュアルを読むというとても失礼なものが大半です。先日は、間違い電話にもかかわらず「ああ、あなたでもいいのよ」と寄付を募る電話。これもまたマニュアルを読み始められ憤然としてしまいました。ちなみにそれは、ボランティア消防士への基金と銘打った詐欺でした。断って正解でした。

渡米して1週間も経たない5年前の今頃、ひとりで留守番中のことです。かかってきた電話で、夫は電話にでれない(いない、と言わないのは安全のため)というと、超早口でまくしたてられ、わけがわからないうちに一方的に電話を切られました。まだ耳が英語に慣れる前のことです。今考えるとまさしくマニュアルを読んでいたのだろうとわかりますが、その当時は留守にしている夫に何かあって、そのことを伝えていたのではないかと、夫が帰ってくるまで不安でたまらなかった思い出があります。

わたしはボランティア先で、アメリカで初めて自宅以外での電話応対をしています。ようやく慣れてきたとは言え、かけてくる人が知れている自宅の電話と違って、毎回緊張して受話器を取ります。
たかが電話、されど電話。電子メールがこれほど世の中に出回っていても、まだまだ優先率の高い伝達手段であることに違いはありません。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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