2003/2/13

バレンタインディ


明日はバレンタインディ。
大好きな人への贈り物は決まっていますか?

日本では、依然として義理チョコがバレンタイン商戦には欠かせないのでしょう。
わたしが日本で勤めていた時は、やはり義理チョコを配るのが毎年のイベントでした。上司に始まり、同じ課の男性、普段お世話になっている人、そして仕事をする上で欠かせない人。バレンタインディの一週間前になると、社内の内線電話表とにらめっこしながら数を数えたものです。仕事の根回しのそのまた根回しをしているようなものですが、義理チョコそのものが、純粋な理由でないだけに、仕事の一環にしている女性が大半なのではないでしょうか。

アメリカの職場は、義理チョコとは全く無縁です。ストアには、たくさんの種類のカードが並びますが、義理チョコは売っていません。夫や恋人に限らず、好きな人へ「大好きだよ」と伝えるのがとても大切なことで、それが一枚のカードでも、受け取った人は、ほんわか温かい気持ちになりますよね。

子供たちは、学校でカードを交換します。キャラクター入りの小さなカードが30枚で3ドルほどと、既製品も安く手に入ります。またカードだけでなく封筒の中に一緒に入れるキャンディも、楽しみのひとつ。子供たちは小学校を卒業する頃まで、「クラスの全員に渡す」を鉄則にカード交換をするのだそうです。
息子のプリスクールでは一週間前にクラスの名簿が配布されました。わたしは、息子のはさみとのりづけの練習を兼ねて、自分たちでカードを作ることに決めました。簡単な手作りのカードに息子のサインが入り、まずまずのできとなりました。封筒を作って、カードと小さなキャンディを入れてできあがり。彼はバレンタインがどういうものか、まだわかっていませんが、他の年中行事と同じように、毎年楽しみながら、少しずつ理解できるようになればと思っています。

さて、夫へのバレンタインの贈り物は、息子と一緒にカードとチョコレートケーキを手作りするつもりです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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