2003/1/9

憧れの半袖うろうろ

冷たい雨の続く雨季に入りました。

アメリカでは家全体を暖めるセントラルヒーティングが普及していて、出かける時はジャケットを羽織っても、家の中は半袖で過ごす、という家庭が多いようです。

今の我が家は、残念なことに電気ヒーターで各部屋を暖める方式。しかも古くて効率が悪そうだし、狭い家ながらもどうしたものかと思っていました。
こちらでは石油ストーブやファンヒーター、それに石油を売っている店にもお目にかかったことがありません。部分暖房では、オイルヒーターと電熱線反射型のヒーター、そして温風ヒーターが普及しているようです。
秋の終りに、思い切ってヒーターを購入することを決意。店の暖房器具売り場で迷っていたところ、通りかかったおじさんのひとこと「うちはこれ使ってるんだ。家中暖かいし、効率もいいよ。」で、オイルヒーターに決めました。半袖にはなれませんが、リビングはほんわか暖かいし、安全で場所もとらず、今のところ電気代も許せる範囲に収まっていて、まずまず気に入っています。

わたしたちは、2年前まで、冬場に雪で覆われる州に住んでいました。寒地の家とは思えない作りの職員住宅。本当に寒い家でした。隙間風が吹き抜け、その隙間に張ったビニールに雪が入り込み、氷雪になることもしばしば。電気セントラルヒーティングは、家が震えるほどの大震動と騒音を出す旧式で使い物にならず、唯一救われたのは、大きな暖炉があったこと。朝、昼はもちろん、夜も夫が起き出して火をくべていました。
息子は生まれてから1歳半までこの家で2回冬を越しました。暖炉前にはバリアを張っていましたが、夫もわたしも何度も何度も、暖炉が熱くて触れないものだということを教え込んだものです。そういえば彼が最初に覚えた言葉は、ママでもパパでもなく、「HOT」と「熱い」を彼なりに組み合わせた「ほっつい」という造語でした。
薪の暖炉は、この寒い家の思い出につながりますが、ガスや電気とは違って身体の芯から温まる自然の暖かみがあるように思います。そして、わたしが一番好きな暖の取り方です。

それにしても憧れの「冬の半袖うろうろ」。一度は経験したいものです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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