2002/12/26

年の瀬に

毎年、サンクスギビングからクリスマスにかけて、まばたきする間に時が過ぎていきます。
そして、クリスマスが終わると、ほっとひと安心。各ストアのお客様係には、プレゼントを返品したり、交換する人の長〜い列ができます。これは一例ですが、世の中がクリスマスの余韻に浸っているので、年が変わる、という感覚が日本に居たときほどありません。

我が家では、ツリーやクリスマスの装飾を年が変わる前に片付け、ミニ鏡餅を飾るだけ。もっとそれらしくできるのでしょうが、畳の無い洋式の住まいでは、これで十分と自分を納得させています。やっぱりお気楽主婦ですね。
私はもともと器用に料理を作れる方ではない上に、材料を揃えるのも大変なので、おせちを何段も重ねられそうにありません。お煮しめ(筑前煮)と小さな料理を何品か作って終わりそうです。元日には雑煮とそのお煮しめ、そしてワインで新年を祝うと、後はもう普通の生活に戻ります。一般の企業もそして地域によっては学校も2日に始まるので、クリスマス後のように、のんびりすることができないのが実状です。

それにしても年末の商店街の賑わい・慌しさや、大きな鍋いっぱいに炊かれたお煮しめ、こたつでぬくぬくに温まりながら食べるみかんなど、日本の正月の風習や風景が懐かしいですねえ。おそらく、海外に住む日本人は誰もがそんな懐かしい感情に浸りやすい季節でしょう。
私の下手な正月料理では、息子にその雰囲気でさえ教えるには至りません。いつか本物を体験させてやりたいと思っていますが、いつになることやら。

来年がみなさんにとって、素晴らしい年となりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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