2002/9/26

お役所仕事

日本人のわたしがアメリカに住むにあたって、主にお世話になっているのは米国移民局と日本領事館です。公的手続きは避けて通れませんからね。

移民局は永住権(グリーンカード)を発行する役所です。わたしは永住権を手に入れるまでに、こと細かな書類を提出し、手数料を支払い、何段階もの手続きを踏みながら、約3年半待ちました。いつも話中のカスタマーサービス(お客様係)の電話など、一筋縄ではいかないことも多く、何度も途方にくれたものです。それでも他の方の話では、わたしはかなりスムースに進んだ方なのだそうです。

日本領事館にはパスポートの発行・更新でお世話になりました。米国に何ヶ所かある総領事館はそれぞれ2〜3の州を管轄しているのですが、そうも横のつながりはない、というのがわたしの感想です。以前、管轄外の総領事館のある都市に行く予定ができたので、パスポートの更新を依頼しました。ところが管轄内の州の住民は出向いた当日に配布をするけれど、管轄外からは10日間かかる、つまり申し込み日と10日後の受取日に出向かなければいけないと言われ、がっかり。結局後日、自宅から2日がかりで管轄の総領事館まで出直すことになりました。このネットワークの発達したご時世に10日。日本人はみんな便利な都市部に住んでいると思っているのかしら、と田舎に住んでいたわたしは卑屈になり、また「面倒は持ち込まないで」と暗に言われたと思いました。

また、わたしの出身地は世界各地に姉妹都市を持ち、国際化を打ち出しています。ところが戸籍謄本を取り寄せようとしたところ、手数料に国際小切手は受け付けませんでした。日本国内の知人に頼んで申し込んでください、とのこと。頼む人が居なかったらどうするんでしょう。

「お役所仕事」というちょっと皮肉な言い方の英語慣用句は「Good enough for government job」
お役所のイメージは日米共通のようです。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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