2002/9/19

プリスクール

息子がプリスクールに通い始めました。日本でいうと幼稚園の年少組というところでしょうか。

アメリカの学校制度は小学校が7歳から6年間、中学が2年間、高校が4年間。教育委員会によっては、小学校が5年生までで、中学を3年間にしているところもあるようです。幼稚園は小学校付属で1年間ですが、義務ではないので、小学校1年生から始めることもできます。その幼稚園に行く前がプリスクールです。
こちらにも日本のように私立の学校もありますし、ホームスクールと呼ばれる家庭内教育をする人もいます。わたしの友人は子供が小学校に入学したものの、教師と子供の折り合いが悪く、子供が毎日泣いて帰ってくるので、4年生までホームスクールをしたそうです。子供との時間を大切にしたい、また教育にその家庭の宗教について織り込みたいという理由でホームスクールを行う家庭もあるようです。

息子は週に2回の午前中、10人に満たない小クラスで、工作や歌、絵本の時間を過ごしてきます。友達と遊びたい、でもわたしも一緒に居て欲しいというジレンマで、最初は送り届けた時に、教師の腕の中で泣いていました。でも迎えに行ってそっと覗くと、きちんと集団の中に馴染んでいます。わたし自身、ベビーシッターに預けて夫と映画を見に行ったときとは、ちょっと感覚が違って、息子もそしてわたしも成長するための過程なのだと、彼の涙を割り切ることにしました。
きっと世の中のお母さんは、遅かれ早かれみんな経験する思いなんですよね。集団でのきまり、友達との接し方など、ひとり息子には学ぶことがたくさんあるでしょう。

日本では幼稚園の送迎バススケジュールを、時間を追ってメール送信するサービスがあるとか。さすが、便利先進国と感心します。細かいことをあまり気にしないアメリカでは「スクールバス、そのうち来るわよ」で済ますでしょうね、たぶん。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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