2002/7/11

チェリーを摘む人

町の名産アメリカンチェリーの収穫がまもなく終わります。
年間30億$以上の収穫があるとのこと。なるほど、果樹園を見下ろす丘の上に御殿のような大きな家があるわけです。

町一番の大きなチェリー園では、300人ものMigroworkerと呼ばれる季節労働者、地元の高校生を雇い、3週間で一気に収穫、国内だけでなく日本を始めとする国外輸出もしています。
季節労働者は、カリフォルニアを基点にアメリカ西海岸を、もも、なし、りんご、チェリー、ぶどうなどの収穫の季節に合わせて移動するのだそうです。

以下は果樹園経営者の話。
ある季節労働者が持ってくるIDを役所に届け出ると、IDの番号と名前が一致しないという連絡が入る。そこで、IDをきちんと持ってくるように言うと、ほどなく新しい書類を持ってくる。見たところ、正式なものなので、それ以上は何もいえない。また、雇い主としては短期集中の収穫時期で、働き手が喉から手が出るほど欲しいので、雇う。そしてまた後日そのIDが不法であると役所から通知が入る。その頃には、彼らはしっかり働いて、良い額のお給料をもらって、次の果樹園に去っている。そして翌年は違う名前でやってくる。
季節労働者は、いわゆる違法滞在者の場合もあるのだそうです。

この時期には、季節労働者の子供達のためのクラス・託児施設が設けられ、家族で利用できる病院・歯科も臨時で設置されます。いずれも政府を中心とする基金により運営され、無料です。

さて、チェリーのお味は?
最初のひとつを口に入れてにっこり。その後は、ボウルに伸びる手が止まりません。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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