2002/6/13

救急車

我が家の前の道路は、丘の上の病院に駆ける救急車の通り道になっています。車を始めとする乗り物大好きの息子は、ちらりとでもサイレンを耳にすると居間に走り、窓際のソファに飛び乗って救急車が通るのを待ちます。

先日、消防署見学に行く機会がありました。
私の住む町の消防署では、日本と同様に消防車と救急車が配備され、緊急事態に備えています。アメリカでは、一般企業が救急車と救急救命士を抱え、消防署と連携して対応している場合もあるのです。
日本と違うのは、この町の消防士全員が救急救命士、しかも3段階ある救急救命士の最上級レベル「パラメディック」の資格を持っていることでしょうか。このパラメディックは、最低でも2年間大学に通い、難しい試験を経て初めて与えられる資格で、病院の救急救命室で行うほとんどの処置を施すことが許可されているのだそうです。また、救急車は動くハイテク診療室のようなもの。外科手術以外の全ての処置ができる装備が整っています。消防士達は消防士としての訓練と、救急救命士としての知識を磨くという大変な努力をしているのです。

日本では救急救命士が行える治療が限られていて、数年前にその緊急時の対応で社会問題が起こったように記憶しています。命にかかわる時に、少しでも早い責任ある処置をお願いしたい。それは誰もが望んでいることではないでしょうか。そういった意味で、アメリカの「パラメディック」の考え方は患者のニーズにうまく対応していると私は思いました。
また日本との大きな違いは、救急車で治療を受けながら病院に搬送してもらうと、我が町では最高720ドルの費用がかかるということ。地区によって料金は違いますが、有料でしかも高額です。

さて、息子とその友達は消防車や救急車に乗せてもらいおおはしゃぎ。職業にするのは別にして、救急車にお世話になるのは見学の時だけで十分なんだよ、と心の中でつぶやきました。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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