| 2004/9/22 Q:なんだか寂しくって 
 子育て中って、なぜか取り残されたような寂しさを感じてしまうことがあるものですね。それは決して珍しいことではありません。でも、寂しい気持ちにおぼれてしまうときって、自分中心になってしまっていないでしょうか。お母さん自身の友だち探しの前に、まず目の前にいるわが子の成長に目を向けてほしいと思います。 子どもは日々成長しています。何かを見つけて指さすようになったり、お母さんの肩をトントンたたいて見つけたことを知らせてくれたり。公園の砂場でお母さんがカップに砂を入れてプリンを作って葉っぱを飾ると、それをまねしてみたり。子どもの成長に目を向けると、できなかったことができるようになったこと、コミュニケーションがだんだん上手にとれるようになってきたことなど、いろいろな発見や喜びがあると思います。 子育ての発見や喜びはお母さん自身の心の充実感にもつながると思います。親子でよく関わって楽しそうに遊んでいると、公園に来た別の子どもたちも近づいてきて、一緒に遊ぶようになるかもしれません。子ども同士が遊んでいると、お母さん同士もお友だちになれるでしょう。 自分の心の声に耳を傾けてみることも必要ですね。やっぱり「友だちがほしい」という声が聞こえたら、いろいろな場所に出向いてみましょう。あちこちの公園や児童館に行ってみたり、地域の広報誌に紹介されている催しに参加して、自分とフィーリングがあう人を探してみるといいですね。無理してグループに入らなくても、気のあう1〜2人の友だちを見つけられればいいと思います。気があいそうな方を見つけたら、自分から声をかける勇気も必要。でも心が満たされていないと、勇気もなかなか出ないものです。時にはゆったりとお気に入りの音楽を聞いたりして、リラックスする時間も必要です。 | ||||||||||||
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