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2004/4/22
Q:反抗期だってわかっているけど……
「魔の2歳」と言われるように、2歳前後の子どもは「反抗期」と呼ばれます。だんだん言葉で自分の意思が伝えられるようになってきて、親の話もわかるようになるのですが、まだ自分でうまく感情をコントロールすることができません。そのときの気分によって赤ちゃんぽくなってしまい、あらゆることに「イヤ」と反発するお子さんも少なくないでしょう。 反発する場面が多いお子さんは、エネルギーがあまっている場合が多いような気がします。自分がやりたいことがなくてつまらなかったり、外遊びが少ないと、より反発が強く出るように思います。 でも小さな下の子がいる場合は、外遊びに連れて行くのも難しいかもしれませんね。そんなときには、子どもを家事に参加させてみてはいかがでしょう。椅子に座らせて調理の様子を見せたり、いっしょに雑巾を持ってふき掃除をしてみたり……。子どもにとってはお母さんと一緒の家事が、ひとつの遊び体験になります。 そして何よりも、お母さんが子どもの「イヤイヤ」ペースに巻きこまれないこと。子どもと同等にケンカして、疲れてしまうお母さんも多いようです。「イヤ」が始まると子どももエスカレートしてしまい、説得を受け入れられないことも多いもの。子どもの気持ちが落ち着いたときに、ゆっくり話して聞かせましょう。一日中反抗期と言うわけではないでしょう。無視したり、突き放したりするのではなく、「また始まった」と見守るくらいの気持ちで接しましょう。 お母さんが気持ちの余裕を持つためには、夫にも協力してもらって、リフレッシュできる時間を持つことが必要かもしれませんね。 |
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