2004/1/8

飛行機の旅

クリスマスを夫の家族と祝うため、夫の故郷に戻りました。
車だと12時間、それに山越えもあります。一度、吹雪と凍結道路で大変な目に遭って以来、冬場の長期ドライブは二度としないと決めていたし、私は妊娠8ヶ月。今回は飛行機で出掛けました。

ただし飛行機の旅、と言っても心配は尽きません。助産師はいつものように、「大丈夫、大丈夫。(がはは!)」を繰り返しながら、水分を十分に取り、できる限り足を高く上げるように助言してくれました。妊婦と4歳児が一緒ということで、搭乗時に便宜を図ってもらいましたが、通路も座席も突き出したお腹には狭く、身動きを取るのがやっとの状況。乗り換えもありとても疲れました。ちなみに妊娠36週を過ぎると主治医からの診断書がないと飛行機には搭乗できないのだそうです。

しばらく飛行機に乗っていなかったこともあり、今までにない経験がいくつかありました。
手荷物検査場では、私の荷物をめぐって3人の係員が荷物のレントゲンと私の顔を何度も見比べて、相談。その間5分くらいでしょうか。結局何も言われずに通ったのですが、あとでバッグを開けて気づいたのが、携帯用のソーイングセット。とても凶器にはならない小さなはさみと針が入っていました。見逃してもらったようです。
また、航空会社のサービスの質素さにはびっくりしました。少し前まで缶ごと配っていたジュースは小さなコップ入り。何時間のフライトでも、スナックは決まってプレッツエルです。かつての日本の航空会社のような各地の名産品が、懐かしく思えました。さらに早朝、夕方の便では、軽食を「販売」していました。経費削減ですね。

さて、故郷でのクリスマスと家族大集合は、とても楽しいものになりました。0歳から81歳まで20人が全国各地から集まり、わいわいがやがや。
到着から3日間はジャケットもいらない暖かさでしたが、一転して、クリスマスの夜に一晩で30センチもの雪に見舞われました。息子は雪合戦と雪だるま、雪のお城作り、と雪の中を走り転げながら、遊びを十分楽しみました。

一週間の楽しい休暇はあっという間に過ぎ、またまた機上に。
待ち時間を含めて、8時間の旅は、妊婦でなくても疲れますよね。


アメリカからのこそだて奮闘記


日本で大手企業の広報課長を務めているときに、アメリカ人の英会話教室の先生と結婚、渡米。日米の文化の違いに悩まされながら、子育てに奮闘中。

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