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あのパパに逢いたい……パックンマックン パックンさん

あのパパに逢いたい……
パックンマックン パックンさん

お笑い芸人として、またTVのMCやコメテーターなどでも活躍。子どもと遊ぶのが大好きな、10歳の男の子と8歳の女の子のパパです。

パックンさん
パトリック・ハーラン。アメリカ・コロラド州コロラドスプリングス出身のお笑い芸人。役者志望だったこともあり俳優や声優としても活躍。流暢な日本語を生かしDJやMC、ナレーターもこなし、吉田眞氏とお笑いコンビ「パックンマックン」を結成し活動中。www.havmercy.co.jp

何でも当たり前ではないことを子どもに伝えています。
スキーのキャンプから帰って来て「スキーに行かせてくれてありがとう」という手紙を息子からもらって、うれしかった。
娘がキッズ携帯から「アイラブユー、ダディ」というメッセージを送ってくれて、もうそれだけで幸せ!

 

ママがポテチ好きになったのはボクのDNAのせい?!

家族も好き、人が好き、冒険も好き、仕事も好き、人に頼られるのも好きだから、子どもは欲しいと思っていました。子育てって、そんなボクの好きなことが全部できそうだからね。でも2年間、子どもができなかった。だから妊娠がわかったときは、大喜びでした。
 
妊娠中、ママはつわりはさほど大変じゃなかったけれど、腰が痛かったり、感情の起伏があることも。でもそんな変化も含めて、楽しかったです。ママは普通、お菓子とか嫌いで食べないのにポテトチップスが食べたくなったりして「あなたのDNAのせいね!」って言ってました。
 
二人で育児書のイラストを見ながら「今このくらいなんだね~」なんて話したり。おなかにいるときには肉のかたまりだから「ミートボール!」って呼びかけていました。妊娠中のママのイライラも、わかってはいても受ける方は大変だよね。多少不満を感じながらも、でもまあそういう時期だよねって感じで過ごしていました。
 
育児書は日本とアメリカの両方読みました。ほとんど同じだったけど、日本は「整理整頓すると思考も整理整頓される」なんて書いてあって、アメリカの育児書には「自由な発想を育てよう」って書いてある。そんな違いも面白かったですね。
 
アメリカでは子どもの頃から、お皿洗ったり、洗車したり、ペンキ塗りしたり、家事するのが当たり前だったので、妊娠前から皿洗いや洗濯は普通にしていました。妊娠中はいつもより少し多くやっていましたね。うちはネコを飼っていて、それは「ママのネコ」なので、ネコのトイレの始末をしなくてはならないのが一番大変だったかな。
 
出産の立ち会いができて、その後家族が同室できる産院を夫婦で探しました。妊婦健診も一緒に行ったし、出産にも立ち会いました。そんな体験も子どもがいなかったらできないことだから、ボクには冒険なんです。

生まれた日に0歳の誕生会を開催

初めてわが子を見たときには、うれしくて泣いてしまいました。ママから「あなたが泣きすぎるから、感動できなかった」と言われたほど。そして、部屋に戻ったら家族が集まっての誕生会。わが子たちは0歳の誕生会もやっているんです! ボクはママの陣痛中に部屋の飾り付けをしたり。ママは出産後「寝かせてくれ~」って感じだったかもしれないけど、すごくステキな思い出です。
 
ママは日中疲れているから、少しでもゆっくり寝かせてあげたくて、長男の寝かしつけ担当をかって出ました。でも、なかなか寝てくれない子で大変でした。特に横に寝かせるとダメ。縦抱っこで寝たからと立てかけておくわけにもいかないからね!30分かけて寝かしつけて、置くと20秒で起きるという繰り返しでした。寝かしつけるときに引っかかるから時計はしないようにとか、体にタオルを敷いてその上で寝かせて、そのままベッドにスライドするとかいろいろ試しましたが、何やってもダメでしたね。。

ゆっくり倒れる運動で腹筋が鍛えられました。仕事から帰って、お皿洗って、寝かしつけて……は大変だったけど、不幸とは思わなかった。ママも偉いし、パパも頑張ってるって思っていました。 

 

大変だったのは、長男が2週間おきに原因不明の熱を出したことですね。医者にかかったところ「川崎病では?」と言われました。すぐにでも治療を開始という感じだったのですが、息子の場合は、熱が続くわけではなかったので「もうちょっと様子を見て欲しい」と伝えました。ちょうど他の先生がいて「周期性発熱症候群ではないか」と見立ててくれました。結果、その通りでした。7歳になったときに扁桃腺を取る手術をして、10歳の今はとても元気です。熱が出ると本人も大変だけど、機嫌が悪いし、原因がわからなかったときは、心配で辛かったですね。でもそれも家族という冒険、一つの試練だったと思っています。

小さい頃の自分の悪行の仕返しを息子から今受けている

子育ては毎日楽しいです。上の子がジョークを言うのがブームになっていて「レモンのいれもん」と言うと、下の娘が対抗して「ピーマンの炒めもん」って、「ジョークになってない~」って。娘の笑い声を聞くと幸せな気持ちになります。
 
息子には痛めつけられることもあります。子どもたちにアイスをあげるときに「アイス食べたい人は、オレを倒してみろ!」って言ったら、いきなり鼻にパンチを食らって鼻血が出たことも。でも、ボクも小さい頃、庭でヘビを見つけてピアノの弦の中を這はわせたことがありました。楽しい時って親の「やめなさい」の声が聞こえなくなっちゃうんですよね。今でも母に「家のピアノの音がおかしいのは、ヘビを入れたせいだ」って言われます!小さい頃ボクが悪いことしていたから、今は息子がボクにそのときの仕返しをしてくれているんだってね。
 
ボクの本業は子育てで、趣味が仕事。家族との時間が一番大事です。子ども同士で遊ぶことも増えてきたけれど、「遊ぶなら家においで」と家に招いています。子どもたちと一緒に縄跳びして遊ぶことも。いけないことをしたら、わが子も他の子も同じように叱ります。「片づけろ!」「その口調はうちでは許されないよ」とかね。でも近所で悪評高い子も、一緒に遊ぶとかわいくてみんないい子です。

子育てしながら、人として成長できたり、忍耐力や包容力も身についた気がします。これから反抗期もあると思うけど、愛おしさを思い出して付き合っていきたいですね。

 

「パックンの
「伝え方・話し方」の教科書
世界に通じる子を育てる」

大和書房(1512円)

 

ハーバード大卒お笑いコンビで、2児の父であるパックンが、パックンママの育児法と、いま実践する子育て法を初公開。子どもの「会話力」が伸びる。じっくりと「深く」考える子になる。これからの時代の「最高の子育て法」です。

撮影/福田依子 取材・文/高祖常子

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