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気になるキーワードから、今どき育児を考えてみよう 育児をとりまく環境は、どう変化している?

気になるキーワードから、今どき育児を考えてみよう

育児をとりまく環境は、どう変化している?

11年前の創刊当初から、「それぞれの家族が自分たちらしく子育てする」ことを大切に育児情報の提供を心掛けてきた「miku」。近年、ますますその育児の「自分たちらしさ」の多様化に注目しています。今回は、4つの気になるキーワードから、今どき育児事情をみつめてみました。紹介するような場を住まいの近くで探してみたり、なければ思いを同じくする同志と似たような仕組み作りにチャレンジしてみたり。情報をキャ ッチして、ママやパパ自身が、過ごしやすい子育てしやすい環境を作り上げてみませんか。

 

杉並こどもプロジェクト&こどもコワーキングbabyCo
http://babyco.suginami-kodomo.net

 

キッズスペース付きコワーキング

保育園を利用しない多様化する働き方

事務所や打ち合わせ室などを共有しながら独立した仕事を行うワークスペース「コワーキング」。フリーランスや企業家として働く人が増える近年に生まれた、新しいスタイルです。出産を機に、仕事と育児の両立を目指し働き方を変えるママも増え、子ども連れでも利用できるコワーキングスペースも出てきました。
 
東京都・杉並区の「baby Co(ベビコ)」は、会社員ではないために保育園に入園できない親子のためになれば、と設立された託児サービス付きのコワーキング。「育児との両立を考えてフリーランスになっても、子どもの世話をしながらでは結局仕事に集中できないと悩む人もいます。ここに来てもらえれば、必要な時間だけ保育資格保有者に保育をしてもらえ、仕事にも集中できる。子どももママの姿が見えるから安心して遊んでいます」とは、運営者の曽山恵理子さん。
 
ベビコでは、キャリアカウンセラーによるキャリアカウンセリングや保育園入園相談、保育士による育児相談なども行っています。「こうしたサービスがママたちを支えるという自負もありますが、それだけではありません。ママたちが地域で交流できる場所作りも大事だと考えています」。だからベビコは、都心ではなく住宅街で設立。「子連れで都心に通勤をするのは親子共に負担です。こうしたコワーキングスペースが住居の近くにたくさんできるのが理想」とも。
 
子どもにもママにも負担の少ない働き方。ワークスタイルの多様化が今進んでいるようです。

「ねりまこども食堂」は、こども無料、大人300 円で月2回開催

 

こども食堂ネットワーク
http://kodomoshokudou-network.com/

 

こども食堂

地域活動で子どもの孤食を救う

「こども食堂」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 子どもが一人でも利用でき、無料、あるいは少額で食事を提供する場所、というのがおおよその定義。現在、全国100カ所以上(2016年4月時点)で展開されています。地域の人たちに支えられている活動で、開催頻度や提供食事数、利用条件など、食堂によりさまざま。地域の人というのもNPOなどの市民団体であったり、主婦の方たちによる活動だったりと多様で、誰でも開くことができる食堂です。発端は、「今晩のご飯はボク1人なんだ」「お母さんがお仕事の日はお弁当を買って食べるの」といった子どもたちの孤食を救うため。地域の人たちが栄養満点の温かいごはんを作って、迎えるのです。未就学児の利用についても食堂によって環境はさまざまですが、地域とつながるきっかけとして親子で利用してもらっているケース、子どもの移動の安全を確認したうえで子どもだけで利用しているケースなどがあるようです。
 
「こども食堂ネットワーク」のホームページでは、利用したい人に役立つ全国の食堂情報が掲載されているだけでなく、食堂を開きたい!という人のためのセミナー情報なども掲載されています。
 
それぞれこども食堂ではさまざまな工夫がされており、例えばねりまこども食堂では、全国各地から届けられた新鮮な食材を使った食事の提供だけでなく、こども食堂の歌を作ったり、子どもたちが楽しく過ごせる憩いの場所としての工夫がされています。
 
子どもたちを単なる弱者にしないために、地域の大人としてもできることを考えたいですね。

 

取材・文/山田治奈

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