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「起こさない」「焦らない」「叱らない」がポイント!子どものおねしょとどう向き合う?

「起こさない」「焦らない」「叱らない」がポイント!

子どものおねしょとどう向き合う?

日中のおむつははずれても、睡眠時ははずせない子どもは多いもの。「園のお泊まり行事があるのにどうしよう」と心配なママもいるでしょう。「おねしょはいつ頃までするもの?」「どうしたら卒業できるの?」そんな疑問に対して、夜尿症に詳しい村杉寛子先生に教えていただきました。

村杉寛子先生
天正堂クリニック(小児科、内科、アレルギー科)院長、日本小児科学会認定小児科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医。夜尿症の相談にも応じている。「おねしょ卒業!プロジェクト」の監修メンバー。

規則正しい生活をする
夕食は就寝の3時間前までに済ませ、早寝早起き朝ご飯を習慣に。

水分の取り方をコントロール
午前中は水分(水、麦茶、牛乳など)を十分とり、午後のおやつと夕食時は少なめに。

塩分を控える
喉が渇く原因になるので、とりすぎないこと。

夜中、無理に起こさない
寝ている時間におしっこをする習慣になり、逆効果。

寝る前にトイレに行く
習慣化すること。寝付けないときはもう一度トイレへ。

 

夏場の日中の水分制限は不要(脱水症が心配です)。飲みたいのに水分を我慢するのは、子どもにとってかなりストレスのため、例えば週に1日は自由に飲める日を作り、「他の日はがんばろうね」などとメリハリをつけましょう。喉が渇いた時は、氷1個を口に含むと、がぶがぶ水を飲まなくても満足できます。

 

おねしょ卒業!プロジェクト

http://onesho.com/patient/

おねしょに関する情報が入手できるサイト。おねしょ相談のできる医療機関も見つかります。

成長とともにおねしょをしなくなる

赤ちゃんは膀胱が小さく、睡眠サイクルも安定しないため、昼と夜に関係なく頻繁におしっこが出ます。膀胱にためられる量が増え、おむつは昼間はずれて寝るときだけになるのが2~3歳頃。朝までおしっこをためられるようになると、夜のおむつも必要なくなります。
 
4~5歳で、膀胱の容量と夜間に作られる尿量のバランスが安定すると、7~8割の子どもはおねしょを卒業できます。このように5歳頃までのおねしょは、発育のプロセスで起こるもの。個人差はありますが、それほど心配することはありません。
 
6歳(小学校入学前後)を過ぎても、週の半分以上おねしょをする場合は、「夜尿症」の可能性がありますから、医師に相談しましょう。生活改善や、水分の取り方を調整したり、必要に応じて薬による治療を行うなど、積極的な対策をすることで改善していきます。

 

 

規則正しい生活を心がけて水分の取り方をコントロール

おねしょを減らすには、まず水分の取り方を工夫してみます。午前中にたっぷり水分をとり、午後からは食事も含めて水分を控えます。生活改善の取り組み(コラム参照)を、3〜4週間意識的に続けると、変化が現れてくるでしょう。

 

日々の「早寝、早起き、朝ご飯」は基本です。規則正しい生活が、体の成長はもちろん、脳内の尿量をコントロールするホルモン分泌を促します。

夜中、無理にトイレに起こすのはやめましょう。睡眠リズムを崩してしまい、膀胱機能の発育にもマイナスです。布団を濡らさないように、おねしょパッドを使ったり、子どもと相談して、夜だけおむつをはかせるなどしましょう。

 

 

早めに専門家に相談することで、おねしょはスムーズに卒業できる

おねしょをしてしまった時点で、子どもは自尊心が傷ついていますから、絶対に叱らないこと。わざとしているわけではありませんから「どうしておねしょ、しちゃうの?」と責められても、子どもは困るばかり。個人差がありますから、「お姉ちゃんはしなかったのに」などと比べるのもNGです。
 
ママのイライラや心配を子どもは敏感に感じ取り、ますます緊張して失敗しがち。成長のプロセスだからと焦らずに、大らかな気持ちで向き合うようにしましょう。
 
お泊まり保育の際は、園の先生に事情を伝え、対応をお願いしましょう。夜中に起こしてもらうか、寝るときだけこっそりパンツの下におむつをはかせてもらうなどすると、子どもが恥ずかしい思いをしなくてすみます。
 
おねしょは治療できる時代です。早めに取り組めば早く卒業できて、ママと子どものストレスが軽減されます。心配な時は一人で悩まず、夜尿症に詳しい小児科に相談しましょう。

イラスト/犬塚円香 取材・文/中野洋子

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