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あのママに逢いたい…… スザンヌさん

あのママに逢いたい……
スザンヌさん

スザンヌさんの明るい笑顔に癒されるママパパもたくさん。お子さんとの生活も垣間見えるブログも人気。子育てを大事にしながら、仕事も頑張る6カ月の男の子のママです。

スザンヌさん
タレント、女優、歌手。2007 年に出演したクイズ番組『クイズ! ヘキサゴンII』での珍解答振りでブレイクし、その後バラエティ番組などで活躍。夫は元プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの斉藤和巳さん。1男のママ。
http://ameblo.jp/suzanneblog/

「子どもって宝物」って言うんじゃたりないくらい。
自分とは違うけど、分身みたいな、私がいないと生きて行かれない特別な存在。
息子が生まれてから、改めて気づかされることがたくさん。
みんな誰かの大切な人なんだと、改めて実感しています。

人生の中で一番多かった「おめでとう」メッセージ

赤ちゃんが欲しくて、「基礎体温計ろうかな~」なんて思っていたときに妊娠がわかりました。驚きやとまどいより、本当にうれしかった。事務所や仕事関係の人たちにも妊娠のことを伝え、みんな喜んでくれました。
 
妊娠8カ月まで仕事をしていました。食べづわりは多少ありましたが、小さいサンドイッチやおにぎりを食べれば大丈夫。「ご飯が炊ける臭いが大変!」なんて聞いていたけれど、私は「いい臭い~」って感じでした。
 
安定期に入った妊娠6カ月頃に妊娠の発表をしたのですが、そのときはたくさんの人に「おめでとう」を言っていただいて、人生の中で一番携帯が鳴った日でしたね(笑)。でも、そのころになって急に「ちゃんと産めるのかな」「元気に育てられるかな」と不安になりました。でも、悩んで過ごすのか、楽しく過ごすかなら、ハッピーに出産まで過ごす方がいいと気持ちを切り替えました。ママと赤ちゃんはつながっているんですものね。
 
妊娠中は眠くて大変でした。ご飯を作るのがきついときには、夫が「今日は気分転換に食べに行こう」と言ってくれたり。うとうとと眠ってしまうと、夫が食器を洗ってくれていることもありました。

自分が生まれた産院で赤ちゃんを出産

出産はいろいろな先輩から「鼻からスイカ」とか聞いていましたが、陣痛は予想よりも大変でしたね。でも、3時間半で生まれたので「安産です」と言われました。その後半日くらい出血が続いて、いよいよ「立てないようなら、輸血しましょうか?」と言われました。早く部屋に戻りたかったのでかなりへろへろだったけど、「立てます!」と言って、やっと部屋に戻ることができました。
 
夫は翌日仕事だったんですが、立ち会うことができて、うちわで扇いだり、水を飲ませてくれました。あとはビデオ係でしたね。
腰をさすってくれたのは助産師さんで、とても上手で助かりました。夫は「頑張れ!」って言うんですが、「これ以上頑張れないよ~」って思っていると、助産師さんが「頑張ってるよね~」って言ってくれて。本当に安心して産むことができました。

 

その産院は、自分が産まれた産院だったんです。赤ちゃんができたとわかったときから、「里帰り出産して、その産院で産みたい」ということしか頭になかったですね。助産師さんは私が生まれるときに担当してくれた方で、先生は私の出産を担当してくれた先生の娘さん。そんな、あったかい雰囲気の中で出産できて、本当によかったです。
 
赤ちゃんを見たときには「やっと会えたね」「この子がおなかに入ってたんだな~」と思いました。「すごく小さいけど、大きい」と感じました。

同級生のママ友に子育ての悩みを相談することも

以前は、携帯とお財布だけ持ってランチに行く……なんてこともできたけれど、息子が生まれるとちょっと出かけるだけでも、オムツや着替え、ミルク持って1泊するくらいの荷物。生活は一変しましたね。行動も計画的になったし、息子中心になるけれど、それも今だけの幸せなことと思っています。
 
生後2~3カ月までは、眠ってもすぐに起きたり、オムツも何回も替えて、こんなに寝られなくて、こんなに大変なんだと思ったけれど、生後4カ月過ぎくらいになると、夜もよく眠ってくれるようになりました。離乳食を始める頃からは、夜中に起きる回数も減って、眠りも深くなった気がします。

 

同級生で同じくらいの子どもがいる友人や、2カ月早く子どもが生まれた友だちがいて、心配なことがあればすぐに聞いちゃいます。「ゲップ出ないけど、大丈夫かな」とか、乳児湿疹のこととか、「お風呂って何分くらい入れるの?」とか。子育て中の友だちの言葉は、安心したり、参考になりますね。

動物園に行くと1カ月前とは違う反応を

パパはオムツ替えや、お風呂に入れてくれたりよく手伝ってくれますが、ウンチの時には呼ばれます(笑)。パパがいないと、お風呂に入れるのも大変。それに、パパがいるときは息子を見てもらって、自分がお風呂にゆっくり入れるので、本当に助かります。
 
息子は寝返りができるようになって、部屋の中をどんどん移動しています。「そんなに遠くまで移動しちゃうんだ」なんて、びっくりしたり。うつぶせでお尻を持ち上げるような仕草をして、そろそろずりばいが始まりそうです。場所見知りや、人見知りも少しずつするようになって、仕事の都合でしばらく会えないパパが抱っこすると、泣いちゃうなんてことも。でも私が抱っこすると、泣きやむんですよね(笑)。
 
ベビーカーでもよくお散歩に行きますが、犬を怖がったり、でも次に合うと指さしたり。動物園に1カ月前に行ったときは、ほとんど興味を示さなかったのに、先日行ったときには、じっと見ていたり、声を出したりしていたので、「興味を持っているんだな~」と。赤ちゃんってたった1カ月で、大人の20年分くらい進化しているような気がします。

今、住んでいる場所は自然も多いので、自然にたくさん触れて育っていって欲しいな。そして、人の気持ちがわかる子に育ってくれるといいなと思います。

 

『mamazanne』

著:スザンヌ(宝島社)
1350円(税込)

 

タレント・スザンヌさん初の妊娠、出産、子育て本です。不安や疑問がたくさんある中で、スザンヌさん自ら初めての経験をすべて公開。本書でしか読めない裏話など必見です。

撮影/福田依子 取材・文/高祖常子

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