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大地の恵みをいただこう!畑で野菜の収穫体験!

大地の恵みをいただこう!

畑で野菜の収穫体験!

 

ナスにトゲ?五感を使って新発見

さて、いざ収穫。今回は、高梨さんの提案で軍手を使わず、手で土や枝葉、実を直接触って体験。土や野菜の匂いを嗅いだり、手で触ったりと、五感を使いながらの農場体験は新しい発見がいっぱいです。
 
「イタッ!」。収穫の際、ヘタをさわってさっそく新発見。「ナスのヘタにトゲがあるんだね」「スーパーにあるナスに、トゲなんてあったかな?」と子どもたち。 

「品種によってトゲのあるなしの違いもあるし、新鮮な方がトゲもとがっているからね」と、高梨さんが教えてくれます。

農作業は大変な仕事です。毎日お天気に左右されながら、土や野菜の状態と向きあいます。朝も早く、1年のうちで休めるのはお正月ぐらいとのこと。「それでもおいしい! って言ってもらいたいからね。野菜(農作物)はよく、足音を聞いて育つって言われているんですよ。絶えず畑に通って、観察し、適切に管理することがいい野菜を作る最大の秘訣」。作り手によって味も違うそうです。

 

収穫した野菜を、すぐに調理して、みんなで食べることにしました。素材そのものがおいしいから、手の込んだ調理は必要ありません。素揚げしたり、ほんの数分浅漬けにするだけの“素材の味を生かす”調理です。「家ではなかなか自分から進んで野菜を食べないのに……」と、もりもりと野菜を食べる子ども達の姿にママたちもびっくり。
 
食に対する価値観は、人それぞれ。でも、自然の恵みやその食事に関わってくれたすべての人、野菜を作ってくれた人、運んでくれた人、売ってくれた人、調理してくれた人たちに感謝して、「いただきます」「ごちそうさま」と言う気持ちを忘れずにいたいもの。自分で農作業に少しでも触れると、食への関心も高まるようです。ちょっと足をのばして農場体験するのが難しければ、家庭菜園でもOK。自然からの命の恵みを子ども達に伝えて行く機会、作ってみてはいかがでしょう。

参加しました!

撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈

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