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赤ちゃんのお部屋の環境づくり

ママやパパの”皮膚感覚”が基本!

赤ちゃんのお部屋の環境づくり

赤ちゃんをむかえる大切な準備のひとつである、お部屋の環境づくり。適切な室温は? 湿度は? 空気清浄機や加湿器はあったほうがいい? いろいろ気になりますね。ぜん息治療のエキスパートでもある小児科医・勝沼俊雄先生に、お話を伺いました。

勝沼俊雄先生
東京慈恵会医科大学付属第三病院小児科准教授。日本アレルギー学会長期計画委員長。著書に『やさしく学べる子どもの外来アレルギー診療― 勝沼俊雄の10 時間講義』(診断と治療社)ほか。

各家庭の住環境の中で赤ちゃんの快適を考える

赤ちゃんを迎えるママやパパがまず考えるのは、赤ちゃんのお部屋の“場所”でしょう。家の中で、ママやパパが快適に過ごせる場所が、赤ちゃんにとっても快適な場所です。日当たり、風通し、温度、湿度、騒音……など、いろいろな面からわが家を見直し、赤ちゃんが過ごす場所を決めましょう。「布団か、ベビーベッドか」についても、どちらかが良いという医学的な確証はありません。上の子がいるかなども含め、各家庭の環境の中で判断しましょう。
 
自律神経が未発達で体温調整がうまくできない赤ちゃん。部屋の温度や湿度も気になるところです。これも大切なのは、ママの“皮膚感覚”。ママやパパが「暑い」と感じたら、赤ちゃんに風が直接当たらないよう気を配りつつ、ふだんの設定温度でクーラーをかけましょう。

 

赤ちゃんが暑すぎる環境に置かれると、汗をかきやすく、あせもが出ることもあります。でも、「あせもが出ないよう常に設定温度に気を配る」のは難しいので、「汗をかいていたら、肌着を取り替える」「あせもが出たら室温を1度下げたり、衣服を1枚減らしてみる」など、その場に応じて柔軟に対応しましょう。

過度に心配しすぎず、ママ自身の皮膚感覚を信じ、赤ちゃんの様子をみながら臨機応変に環境を整えてあげましょう。

 

この時期は布団を掃除機でゆっくり吸ってダニ対策

快適なお部屋づくりのため、空気清浄機や加湿器の購入を検討する家庭も多い事でしょう。こまめに窓を開けて空気のいれかえをすれば空気は循環しますし、乾燥している時は、ぬれたタオルを部屋にかけるだけでも加湿になります。
 
イオンの放出によって、病原体やアレルゲンなどを空気中で除去するなど独自の機能がついた空気清浄機や加湿器をはじめ、さまざまな種類があります。心配なら、このような機器の購入を検討してもよいでしょう。

 

梅雨の時季は、ダニやカビが繁殖しやすい環境になります。洗濯物の部屋干しはなるべく避け、こまめな空気の入れ替えを心がけましょう。
 
ダニ対策におすすめなのが、掃除機で布団を吸う事。週に1回、50㎝につき10秒以上、掃除機で吸うと、ダニの濃度は10分の1になります。晴れた日は布団を干す、防ダニ布団や防ダニ布団カバーを利用するのもいいでしょう。

日本の現在のPM2・5濃度は、健康上心配ない

赤ちゃんを取り巻く空気環境という意味では、最近話題のPM2・5も気になるところ。ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気との因果関係が懸念されていますが、現在、日本で計測されるPM2・5の濃度は、私たちの体にただちに悪影響を及ぼすレベルではありません。
 
日本は世界の中でも、上下水道をはじめとする社会基盤が非常によく整った“衛生的な”国です。あまり不安にならず、ニュース、新聞、ネットなどで必要な情報を入手して気にとめつつも、おおらかな気持ちで日々の育児を楽しみたいものです。

PM2.5 って何?

車の排気ガスなどに含まれる直径2.5マイクロメートル以下の超微粒子。粒子が非常に小さいため肺の奥深くにまで入り込みやすく、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系疾患のリスクを上昇させると考えられています。

 

◎環境省大気汚染物質広域監視システム
「そらまめ君」 http://soramame.taiki.go.jp/

 

PM2.5をはじめ全国の大気汚染状況を24時間情報提供している。

イラスト/サカモトアキコ 取材・文/長島ともこ

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