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スマホに子守りをさせないで!

赤ちゃんへの悪影響も!ママパパ自身が時間を取られてる?!

スマホに子守りをさせないで!

日本小児科医会が啓発事業として、2013年冬に「スマホに子守りをさせないで」というポスターを作成しました。赤ちゃんや子どもへの影響には、どんなものがあるのでしょうか。地域のママパパたちにも、診察時や講座を通して、子育てのメッセージを送り続けている小児科医の内海裕美先生にお話を伺いました。

内海裕美先生
吉村小児科(東京都文京区)院長。日本小児科学会認定医。医学博士。日本小児科医会子どもの心相談医。地域のお母さん対象に子育て支援セミナーを毎月1回開催、子育ての話や絵本の話をしている。

赤ちゃんを危険にさらすことも

スマホは便利なものです。でも、この数年で急激に普及して、大人はもちろん子どもの世界にも入り込んできました。スマホ自体が悪いということではありませんが、親の使い方や子どもへの与え方について気になるケースも多く、日本小児科医会が啓発に乗り出しました。
 
まず危険なのは、親がスマホに夢中になって、子どもを見ていないと言うこと。スマホの画面を見ていると、視野がとても狭くなります。たとえば、ベビーカーを押しながらスマホを見ていては、前方や地面への注意が不足してしまい、思わぬ事故を招く可能性もあります。家の中でも、ママがスマホに夢中になっているうちに、ベッドからの赤ちゃんの転落事故がおきています。

 

 

赤ちゃんが出すサインに適切に対応できない

赤ちゃんは親との応答的な対応を繰り返しながら、人間としての信頼関係を育んでいる時期です。赤ちゃんが何かを見つけて指さしても、スマホを見ていたら気がつかず、赤ちゃんが出すサインに適切に対応できないでしょう。

 

ビデオを見せているだけよりも、タッチパネル式のゲームなどで遊ばせる方が、子どもの知育を育てると考える人もいますが、いろいろ場面が変わっても、あくまでも画面上のこと。たとえば、積み木を重ねていくゲームの場合、画面上でイラストの積み木が積み上がっていきますが、それは、実際に手で積み上げていく積み木とは、子どもへの情報量が大きく違います。

子どもが指でつまみ、実際の大きさや手触りを感じ、持ち上げたときに、重さを感じ、それを、そっと積み上げていく動作は、手を使い、目で見て、バランスを考えながら、いろいろな五感を使っているのです。積み木を乗せるとき、崩れてしまったときに音がしたり…… 。子どもは遊びを通して、いろいろな情報を得て、指先や体、心で感じ取っています。

また、ビデオの場合は、何を見ているのかわかりますが、ママが家事をしながらスマホをみせている場合は、子どもが勝手にパネルをタッチしていますから、どんな画像を見ているのかわかりません。不適切なページに飛んで刺激的な画面を見てしまったり、子どもが画面をタッチして何かを購入してしまい多額の請求を求められたというケースも起こっています。

ポスター

 

スマホに時間と心を束縛されている

ママやパパ自身が、スマホのSNSやLINEなどに、縛られてしまっていないでしょうか。すぐに書き込みをしなくてはとか、返事をしなくてはと思って、気持ちがそちらに取られて、赤ちゃんとの生活自体を楽しめなくなってしまっていませんか。また、投稿や報告ばかりに集中してしまって、日常や赤ちゃんの様子がお話のネタになっていないでしょうか。
 
もちろんスマホは便利なものですから、全く使ってはいけないということではありません。でも、親自身が、スマホに取られている時間、縛られている時間を、改めて考えてみましょう。そしてスマホの赤ちゃんへの弊害も知って、ママやパパがコントロールできるようになることが大切です。

取材・文/高祖常子

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