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あのママに逢いたい…… 木佐彩子さん

あのママに逢いたい……
木佐彩子さん

海外生活を通し、世界における日本の立場や自分の立ち位置を考える事がとても大切と言う木佐さん。
子育てがひと段落し、出産を期に離れた報道番組を、新たな立場で担当されています。

木佐彩子さん
フリーアナウンサー。幼少期はアメリカ・ロサンゼルスで過ごす。大学卒業後、フジテレビに入社。元プロ野球選手・石井一久氏と結婚。出産を機にフジテレビを退社。夫のMLB移籍に伴う再度の渡米を経て、現在は帰国しフリーアナウンサーとして活躍している。

夫の方が子どもに対しての許容範囲が広いですね。マイペース同志、心が通じ合っているのか、お互いうまく付き合ってくれています。男同志で何やら話し合い、2人で解決してくれている事もあるみたいです。息子はおばあちゃんが大好き。この間、ざるそばをごちそうしてたらしくって、そんなエピソードを聞くと、うれしくなります。

仕事が楽しくなってきたときに妊娠がわかって……

妊娠直前は、スーパーニュースで現場ロケを担当させてもらっていました。ハワイ沖でアメリカの海軍の船が日本の訓練生をのせた船と衝突した事件で、英語が話せるので現場に出してもらったり、オリンピックに行かせてもらったり……。現場に出る仕事が楽しく、「今後も現場ロケを担当させてもらいたい!」と強く思い始めたときに妊娠がわかりました。仕事が楽しくなってきた時期の妊娠だったのですが、これは神様が「仕事を少しお休みすれば?」と言っているのではと思いました。
 

小さい頃、父の仕事の関係でアメリカで暮らしていたのですが、ガールスカウトの活動で、ベビーシッターの免許を取りました。中学1~2年生のときでしたが、3軒先の家の5歳と2~3歳の子どものお世話をしていました。ご飯を食べさせて、寝かしつけるだけでしたが、10ドルくらいもらえて、お小遣い稼ぎにもなっていましたね。
 

アメリカでは、中学生くらいになると、ベビーシッターのアルバイトをするのは、珍しいことではありません。中学生でも、一人の人として尊重され、子どもの世話を任されます。大人はママやパパとしてではない自分の時間も大切にしますから、ベビーシッターに子どもを預けて、夫婦や友人と、夕食を楽しんだりします。
 

そんな感じで、子どものお世話をした経験もありましたし、また、働いていたからか、特に妊娠や出産に対して、不安を感じることもありませんでした。

我が子は我が子 子どもを尊重するという考え方

出産は4~5時間くらいで、安産でした。初めて息子と対面した時は、何とも言えない愛おしさでいっぱいでした。それと同時に「この子をしっかり育てなければ」と、とてつもない重責を感じました。
 

子育てしていると、気持ちが子どもに入り込み過ぎてしまって、冷静さを欠くこともありますよね。「子どもがこうしてくれない」「私の育て方がいけないのでは」と思ったり。たとえば、お友だちの子どもがスイミングに通い出すと「うちも、水泳習わせなくっちゃ」と合わせなくてはいけないような気持ちになったり……。

 

アメリカの方が、「あるがままを受け止める」「人は人、我が子は我が子」という意識が強いような気がします。小学生の時には、家から自分の宝物を持ってきて、どこがステキなのかを自慢する、ディベートのような時間がありました。

友だちの国籍もいろいろでしたから、自分から発信すること、みんな違って当たり前という意識が、私の心の中にあるのだと思います。
 

子育てに関してもいろいろな考え方があるのも当然です。ママ友とのお付き合いで、どうしても意見があわなかったり方針が違うなと思ったら、できれば正直にその気持ちを伝えるのがいいと思います。ただ、色々な状況がありますから、どうしてもその「違い」が気になったり、ゆううつになってしまったら少し距離を置くのもいいのではないでしょうか。そこに巻き込まれて、自分がふさぎ込んだり、不機嫌になって子どもや夫に悪い影響を与えたりするなら、何のためにママ友とお付き合いをしているのかわからなくなりますもんね。

大変なこともあったけど、子どもはたくましい

夫がMLBに移籍しましたので、子どもが0歳の時から飛行機の移動があり、ロスからフロリダに5時間かけて移動して、その後また車で2時間……とか、本当に大変でした。夜泣きもしたし、寝てくれなくて大変なこともありました。でも、あまり手がかからないこともありましたし、子育てって、どこかでプラスマイナスゼロになっているように思います。

親があれこれ心配するよりも、ずっと子どもはたくましいと思います。私自身も、小学校の時にアメリカに行って、英語ができずに大変でした。その上、自分の思うようにならないし、環境の変化になれるのが難しかった。でも、半ば強制的にそんな環境に置かれたことで、いろいろな環境に適応できるようになった気がします。転校するたびに、友だちも変わっていくけれど、その環境の中での居場所を見つけて行かれるようになりました。

“ママはおうちの太陽”が子育てのモットー

私の子育てのモットーは、ママが元気でおうちの太陽でいる事。心から笑っている方が、子どもにも夫にとってもいいと思っています。そのためにも、がんばりすぎないで、オンオフのメリハリをつけるように心がけています。
 

仕事でなくても、お友だちと食事するときに、子どもをシッターさんに預けて、出かけることもあります。子どもが小さい頃、私は1日に2冊絵本を読んでいましたが、シッターさんは4冊絵本を読んでくれるんですよ。そんな特別感が子どもはうれしくて、シッターさんと過ごす日を楽しみにしていました。

息子は今、6年生。私自身も1週間の仕事を駆け抜けて、ほっとするのが、金曜日の夕暮れ時。息子も学校から帰ってきて、「今週もがんばったね~」なんて言いながら。家でビールを飲みながら、かまぼこをつまんだりして、まったりする時間が、とても好きです。

 

我が子なんだけど、私の所有物ではないと思ってます。子どもって、思い通りにならないこともあるけれど、自分と同じ人格ではないと認めて、育んでいくものだなと、改めて思います。

 

取材協力/ワークライフバランスフェスタ東京2014 撮影/福田依子 取材・文/高祖常子

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