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どこまで許せる?どこまで甘える?義母との付き合い、実母との関係

どこまで許せる?どこまで甘える?

義母との付き合い、実母との関係

悪気は無いとわかっていても、母や姑の一言にイラッとしたり、子育ての方針や価値観の違いから関係がギクシャクしてしまうことはありませんか。適度な距離を保ちつつ、うまく付き合うポイントを、子育てや孫育てに詳しい津村薫先生に伺いました。

津村薫先生
女性ライフサイクル研究所講師。子育て、子育て支援者の育成やスキルアップ、ストレス、コミュニケーション、援助者のメンタルヘルスなどのテーマで講演や執筆を行う。『親子でストレスに強くなる方法』(共著、三学出版)など著書多数。

“育児ギャップ”は伝え方を工夫して

母乳育児や抱きぐせ、離乳食開始の時期など祖父母世代と今では育児の常識は変わってきています。実母や義母からのアドバイスをすべて聞き入れる必要はなく、自分たちがベストだと思う方法で子育てをしていけばいいのです。我慢してストレスをためるのではなく、「それは間違っている」と頭ごなしに否定するのでもなく、上手に自分の思いを伝えられるといいですね。ポイントは「ダメ出しをせず、してほしいことを具体的に伝える」こと。たとえば「ご飯の前にオヤツを食べさせないで!」よりも「オヤツはご飯の後にしてくれると助かります」というように。
 
子どもを預ける場合は、おばあちゃんにも都合があることを良く考えて、甘え過ぎないようにしましょう。元気に見えても、子どもと長時間一緒にいるのはやはり負担になります。お礼の仕方や、時間などをあらかじめきちんと決めておき、食事やオモチャなども用意しておくといいですね。そして、任せた以上はある程度相手のやり方を受け入れることも必要です。「してほしくないこと」の基準を夫婦で決めて、それ以外は目をつぶるおおらかさを持ちましょう(もちろん、アレルギー等の命に関わる危険なことは別です)。

子育ての基本は夫婦。祖父母はあくまでもサポーター。

実母や義母からの干渉に気持ちがグラグラしないためには、自分たちの「軸」を持つことが大切です。「何を大切に子育てするのか」を夫婦で話し合う時間を持てるといいですね。今は、ママと実母が子育てに忙しく、パパは置いてけぼりという例も聞きます。ママにとっては、子育てに不慣れなパパよりも経験豊富な実母は頼りになる存在でしょう。でも、子育てとは本来、未熟な者同士が協力し合い、夫婦で失敗したりベソをかいたりしながら積み重ねていくものです。

いつまでも“娘感覚”では親として成長できません。祖父母はあくまでもサポーターで、基本は夫婦でやっていくというスタンスを持ちましょう。子どもが大きくなると、今度は「祖父母が甘やかして困る」「習い事にまで干渉する」など新たな悩みがでてくることもあります。そんな時も、まず夫婦でどう考えるか、価値観を擦り合わせていくことを大切にしてほしいと思います。

義母・実母と気持ちよく付き合うポイント

白黒つけようとしない
子育てに対する考え方はさまざま。どちらが正しいかを決めるのではなく、グレーゾーンもあることを頭に置いておこう。

 

健全な境界線を引く
してほしくないことにはNOと言える勇気を持とう。甘え過ぎず、干渉され過ぎないように、適度な距離を保とう。

夫婦で価値観のすり合わせを
子育ての基本は夫婦。忙しくても、週に一度は夫婦で子育てについて話す時間をつくろう。

 

感謝の気持ちを伝える
子どもを預けた際にお金を渡すかの判断は人それぞれ。もらいたくない人もいるので、プレゼントや手紙を渡す、食事や旅行に誘うなど相手のタイプに合わせて感謝を伝えよう。

イラスト/サカモトアキコ 取材・文/椹寛子

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