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子どもと始める「食育」を考えよう

どんなものを食べさせる?どんな風に食べさせる?

子どもと始める「食育」を考えよう

正しい食習慣を身につけさせたり、食卓を囲む家族のだんらんが減っている傾向にある今。「食」を通して、どんなことを子どもの時期に伝えておくべきでしょうか。食に関するさまざまな活動をされている赤堀博美先生にお話しを伺いました。

赤堀博美先生
赤堀料理学園校長。管理栄養士、日本女子大学非常勤講師、日本フードコーデイネーター協会常任理事。子ども料理教室や高齢者へのユニバーサルフードの開発、フードコーデイネーターとしてテレビの料理番組、ドラマ、CMなども担当。1女の母。

幼児食=大人と同じ食事ではありません

 

離乳食には、進め方や与え方など、国が決めたガイドラインがありますが、幼児食については、決まりがありません。保育園や子ども園の昼食は、栄養士さんが年齢に合わせて作っていますが、離乳食卒業後、家庭での幼児食にとまどっている方も多いのではないでしょうか。

1歳を過ぎてすぐ、ファーストフードのポテトを食べていたり、2歳児で回転寿司に行ったり、お刺身を食べさせたり……という光景も目にします。でも、離乳食が終わったからと言って、大人と全く同じ物をいきなり食べさせるのは、消化器官にも負担がかかるためNGです。特に、生の魚や肉はもちろん、油や塩分・甘いものなど味が強いものは、遅め遅めを心がけましょう。

 

 

素材そのものの味を感じることから

離乳食期でもそうですが、幼児食に素材そのものの味をまず、身につけさせましょう。濃い味を覚えた後では、薄い味を感じることが難しくなります。手の込んだものを与える必要はありません。素材をただゆでただけ、煮ただけのシンプルな調理でいいのです。余った野菜を煮詰めるだけで、濃い“だし”が出ます。
 
以前、子どもたちを集めた料理教室で、野菜と肉を煮込んだだけのポトフを作りました。子どもたちに味付けを相談すると、みんな口をそろえて「これで十分」とのこと。「味が足りなかったら、自分でちょっと味をたせばいいよ」となりました。大人は仕上げに調味料を加えないと料理にならないと考えがちですが、子どもたちは素材本来の味をちゃんと感じていたのでしょう。

苦手食材も遠ざけず食材に親しめる工夫を

子どもの好き嫌いに悩むママも少なくありませんが、酸味と苦みを受け入れられるようになるのは小学校3年生くらい。動物的な防衛本能として、「酸味」は腐ったもの、「苦み」は毒と、体を守るために認識しているからです。
 
自然の中の食材に触れたり、自分で作ってみたり……。子どもと食材との距離が縮まると、苦手な食材への抵抗感もなくなっていきます。芋掘りや果物狩りに行ったり、ママの料理を手伝ってもらうのもおすすめです。

 

 

食事の時間の雰囲気も重要です。「友だちと一緒に食べたら、苦手なものも食べられた」というのはよくある話。一人で食べたり、ママに叱られながら食べるより、みんなで楽しい雰囲気で食べる方が、食は進むもの。“食育”を堅苦しく考える必要はありません。まずは親子で食べることを楽しむことからはじめましょう。

食材の栄養素とは?

ビタミン、ミネラルなど、いろいろな栄養の名称がありますが、食材には、まだ名称がついていない未知の栄養素が詰まっていると言われています。いろいろな食材を摂ると、さまざまな栄養を摂取しているということになります。

 

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イラスト/サカモトアキコ 取材・文/高祖常子

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