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誤飲や冬の室内事故から子どもを守ろう!

危険から守るために、どんな注意が必要?もしものばあいはの対処法は?

誤飲や冬の室内事故から子どもを守ろう

冬場は部屋遊びが多くなることから、乳幼児の誤飲事故の危険性が高まります。また、ストーブなどの暖房器具を扱う家庭では、やけどに対する注意も必要に……。事故を未然に防ぐには、どのような対策をすればいいのでしょう。
子どもを事故から守る安全な環境づくり、もしもの場合の対処法を小児科医の宝樹真理先生に教えていただきました。

宝樹真理先生
たからぎ医院(東京都渋谷区)院長。慶応大学病院小児科、聖マリアンナ医科大学NICU(新生児集中治療室)勤務を経て開業。町の小児科医として診療にあたるほか、地域のお母さんたちの子育ての悩みにも対応している。

誤飲しやすいものを取り除き 事故のない部屋づくりを

長年に渡り、子どもの死亡原因のトップは「不慮の事故」で、具体的には、誤飲、窒息、階段からの転落、浴室での溺水など、多くが家庭内で起きています。特別な状況が引き金になるわけではなく、ありふれた日常生活の中のちょっとしたできごとによって、子どもが危険にさらされています。幼い子どもの命を守るには、子どもの行動をある程度予測して、事故が起きにくいように室内環境を整えることが大切です。
 
生後5~6カ月頃から、赤ちゃんは手に触れるものを、何でも口に持っていくようになります。これは赤ちゃんが、最も感覚のの発達している口で、安全か否かを確認しようとする本能的な行為です。正常な発達の過程で現れてくる行動を、やめさせるのは無理な話。口に入れて危険なものはすべて、赤ちゃんの行動範囲、手に届く場所から取り除くことが第一の安全策になります。

 

ハイハイからつかまり立ちをするようになる6カ月〜1歳が、誤飲に最も注意が
必要な時期です。誤飲が多いのは、タバコ、薬、洗剤、化粧品、クレヨンなどの文具、電池、おもちゃの小さなパーツなど。直径39㎜×長さ51㎜以下のものは、赤ちゃんの口にすっぽり収まり、窒息事故につながる危険があります。「誤飲防止スケール」で大きさをチェックしましょう。

床にあるものはもちろん、棚やテーブルの上にも手が届くので、床から1メートル位の高さまでが要注意エリア。目に見えるところに興味があるものを発見すると、台を使って取ろうとすることもあります。誤飲しやすいこまかい物は、目につかない所、絶対に手の届かない所に保管するのが一番です。

 

電池で動くおもちゃは、ふたが簡単に開かないことをチェックし、上の兄弟の細かいおもちゃも気をつけましょう。必ず子どもの目線になって、家の中全体を確認することが大切です。

 

 

タバコは家に置かない覚悟で 
万一誤飲した場合は冷静に対応を

子どもは親の行動を真似するものですから、パパやママが口にタバコをくわえる姿を見せていれば、誤飲の可能性は高くなります。タバコが習慣になっていると、無意識で子どもの手の届く所にタバコを置き忘れることがありうるもの。一瞬の気の緩みが事故につながりますから、子どものために禁煙する、家にタバコを持ち込まないというくらいの自制が必要です。
 
知恵がついてくると、好奇心旺盛な子どもは扉を開けて探索するようになります。キッチンや洗面所のシンク下に収納している、トイレや浴槽の掃除用洗剤が危険。これらは強い酸やアルカリ性のものが多く、誤飲してしまうと命にかかわる重大事故になりかねません。収納扉が開かないようロックするか、子どもが手を伸ばしても届かない高い位置に保管しましょう。
 
何か口に入れた場合、口の中を確認し、可能なら取り出します。取れない時は無理せず、うつぶせにして背中を強く叩き、吐き出させます(次ページ参照)。喉に詰まっている場合も同様に行います。
 
すでに飲み込んでしまった場合は、誤飲したものによって対処法が違ってきます(表参照)。タバコの場合は、水を含むとニコチンの吸収が早まるため、何も飲ませず吐かせて、ただちに受診しましょう。2㎝未満の少量なら、4時間ほど様子をみて、嘔吐や顔面蒼白などが見られなければ大丈夫です。

誤飲防止スケールで、周囲の物をチェックしよう!

型紙を写し取り、厚紙に貼って切り取り、筒状にします。チェッカーの中に隠れるものは、赤ちゃんの口の中にすっぽり収まり、誤飲の原因に。すべて手の届かない所へ片付けましょう。

 

誤飲の対処法

イラスト/坂本亜紀子 取材・文/中野洋子

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