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おやつイコールお菓子と考えないで 体と心の栄養として、おやつを上手に活かそう!

おやつイコールお菓子と考えないで

体と心の栄養として、おやつを上手に活かそう!

子どもにとっておやつはどういう意味を持つのでしょう?何をいつどれくらい食べさせたらいいのか、栄養士の太田百合子先生にアドバイスをいただきました。

太田百合子先生
こどもの城小児保健クリニック管理栄養士。妊婦さんから学童期の子どもまで幅広く、個別の栄養相談に応じるほか、集団指導として太りすぎ児童のための教室や離乳食講座なども担当。テレビや育児雑誌などでも活躍。

3食しっかりとるのが基本 おやつは補食と考えて

子どもにとっておやつは、3度の食事で摂りきれないエネルギーや栄養素を補うのが基本の役割。2~3歳の活発な活動量ではますますお腹がすくので、水分補給と空腹を満たす目的からおやつが必要になってきます。外遊びやスポーツ教室に通うなど、運動量が多ければなおさらで、その子の食欲や活動に合わせておやつを与えるようにしましょう。
 
就寝時間の遅い子どもは、夜食としておやつをとる傾向があり、寝る前にアイスクリームなどを食べることが習慣化して、朝食はほとんど食べないといった悪循環が問題になっています。子どもは早寝早起き、定時の食事という規則正しいリズムで1日を過ごすことが大切。その流れの中で、活発に動いてお腹が空いたら、おやつを食べるというのが理想です。例えば、昼食時に寝てしまい食事抜きになった時は、おやつにお菓子ではなくおにぎりやうどんのような軽食を与えるなど、柔軟に対応しましょう。

おやつは必ず必要?

1日の行動リズムで、おやつタイムは違ってくるもの。例えば、7時に朝食を食べて活発に遊んだら10 時におやつ、12時に昼食で18 時に夕食なら、間の15時頃におやつと、「食事の前にほどよい空腹感」を基本に考えましょう。
朝食と昼食の間の時間が短いときは、午前中のおやつは不要。室内遊びであまり動いていなければ、午後のおやつは与えず夕飯を少し早めるなど、与え方は柔軟に考えて。

心の栄養にもなるおやつ 「泣いたらお菓子」はご用心

おやつには「お楽しみ」という要素もあります。おばあちゃん家やお友達のお宅でたくさんお菓子が用意された場合、親としては多くは食べさせたくない気持ちにもなりますね。しかし、誰かとおやつを一緒に食べるのは、子どもにとってワクワクするもの。頑かたくなになりすぎず「今日は特別ね」と柔軟に対応してはいかがでしょう。
 
外出の際に、子どもがぐずったり泣いた時、ついお菓子を与えていませんか? 口にお菓子が入れば泣き止むので、大人は気軽に与えがちですが、それが習慣化してしまうと、子どもが自分から感情や要求を表現する機会を奪うことにもなってしまいます。ぐずったら抱っこするなどして気分転換してあげましょう。お菓子は、お腹が空いているときのおやつと割り切る親の姿勢も大切です。

幼児期はさまざまな味に慣れるとき

味覚が育つ幼児期は、色々なものを食べる経験が大切です。野菜を食べてくれないと悩むお母さんもいますが、甘みや苦み、えぐみなど複雑な野菜の味は、食べることで慣れてくるもの。お菓子に先に慣れてしまうと、子どもはますます野菜を敬遠しがちです。ふかし芋や野菜入りお焼き、フルーツポンチなど、できるだけ芋類、野菜や果物をおやつに取り入れる工夫を。一緒におやつ作りをすると、食材に興味が広がるのでおすすめです。
 
日常生活で上手におやつを取り入れて、美味しく楽しく食べる経験を増やしてあげましょう。

1回のおやつ量の目安は?

1日のカロリー摂取量の10~15%をおやつでとるのが理想。

 

水分補給は基本的に水かお茶を。

袋菓子の場合など、Kcal表示を頼りに、食べる分だけお皿に出して管理することが大切。

 

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イラスト/犬塚円香 取材・文/中野洋子

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