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人間生善説
投稿者ルウ    歳 女性
2005/03/23 13:55

 私、ベビーを見ていると、「人間は生まれながらにして善だなぁ・・・」とつくづく思うんです。
 私と目が合ったらニコリと笑い、私を見つけると嬉しそうにし、抱っこすると安心しきったような穏やかな顔。お母さんを無条件に信頼し、自分の全てをお母さんに委ねています。
 そんなベビーを見ていると、一点の汚れもない心で、悪の心なんてどこにもないような気がします。
 生まれた時は、みな善(人間悪人説もありますが、私の考えでは人間善人説)。子供が悪の心を持ったとしたら、それは育った環境のせい。ひいては全て親のせいだと思っています。
 子供が悪になる要因は、親だけでなく、学校や友達などの環境もあるかもしれませんが、でもそれだって・・・、いじめられたとしたら、いじめられるように育てた人が悪い、外見等のどうしようもない事でいじめられたとしても、その時いじめに打ち勝てる強さを育てなかったのが悪い。悪い友達に影響されるような子に育てたのが悪い、影響されたとしても、親が気づいた時点でどんな手を使ってでも更正させなかったのが悪い。
 だから私、少年犯罪や少年の悪事のニュースを見ても、「子供に罪はない。子供の責任をとらせて親を逮捕したらいいのに・・・」と思ってしまいます。(もちろん子供も野放しではまた同じことをするかもしれないので、精神科による療養が必要だと思います。)

 私の子供はまだ赤ちゃんなので、私はまだ子育て、教育、しつけの困難に遭遇した事はありません。だから好き勝手に「それは親が悪いのよ」と言えてしまうのかもしれません。どんなに悪い子をもつ親だって、一生懸命子育てしたと思うし、子供が悪事をはたらいた時には「私の何がいけなかったのだろう・・・」と自分の教育において誤った箇所なんて見つけられないと思います。
 それは今こんな事を言っている私だって絶対にそうだと思います。
 だけども、どうしても善の心しかないようなベビーを見ていると、やっぱり子供の全ての責任は親にあるとしか思えないんです。

 私の考えっておかしいですか?

どうかな
投稿者かち    歳 女性
2005/03/23 15:00

性悪説、性善説、おもしろいテーマですね。
高校生の子たちとそんな話をする機会がありました。
みんな考えているんですね。
どんなことを言ってくれたと思いますか?
人間は性善でも性悪でもない。
真っ白で生まれてくるんだ。
環境のせいにせず、自分はいろんなことを学んでいきたいと言っていました。

悪いことや汚い物、ひどいものやいじわるいもの
悪い大人や甘い誘惑・・・
子供は、特に女の子はそんなこと知らなくてよいと言われていますね。

私も知らなくてよいことはこの世にたくさんあると思ってはいます。
でも、いやな物、痛いことからいつも離れていられるほど世の中は甘くないし、嫌なこと、痛いことを知っているからこその「心」も芽生えます。
そして、親だけで人間は育ちませんし、親の育て方が理想的であるから、子供に生きる力があるかというと、そうでもなかったり。
じゃあ、理想的って何?と言われると、生きる力を育てる育て方ってどういうの?というと、はっきり答えられなかったり。

バカボン(全部カタカナでした?)のパパは一般的に言って決して理想的な父親でないでしょう。
でも子供はバカボンとはじめちゃんという極端に違う子供いる。
あのお話は現代では放映できない話かもしれませんが、
私は大好きです。大人が見るとシュールすぎますが、子供はそこから
自然と何かを学んでいた。
バカボンも、秀才のはじめちゃんも、あんなバカボンのパパがとても好きなんですよね。

親だけでなく、人間は兄弟、おじいちゃん、おばあちゃん、保母さん、先生、友人、近所のおばちゃん、おまわりさんなどなど、そして、その辺の虫、植物、自然、ペットに囲まれて、本やテレビも含めて様々なところからいろんなことを学んでくる。

最近、友人に「人間には母性はないんだ、母性は本能ではないのよ」と言われました。
意外な言葉に、びっくりする私に
「だって、母性が本能なら、この子は障害があって生きていけないと判断した母親は、子供を捨てるでしょう?
でも、人間は愛するじゃない。
大切に、大切に、育てていくじゃない。
そして、その子の人生に意味を見いだし、その子の存在が自分にとってどれだけ大切だったかを、考えるじゃない。
母性はないのよ。」

これが正しいと言っているのではなく、こんな考え方もあります。
いろんな風に受け取れる命題でしょ。でもその理由が興味深い。

人間が性善であるとしても、真っ白で生まれてくるにしても、
悪から完全にきりはなされ、幸せに暮らすことはできないであろうし、
それでは生きていく力は育たないと思います。

人間は苦しみから自分を守る防衛機制というシステムを持っています。
それと同時に、その苦しみからはいあがり、前に自分で歩いていける力も。その苦しみに意味まで見いだして、「人生に無駄な時間はない」とか「それでも人生にイエスと言おう」とか言えたりする。
子供には可能性がある。
友達とうまくいかないと、親のせいにする子を育てたいとは
ルウさんは思っていないかもしれないですが、
実際、教科書を忘れたら、昨日お母さんが用意してくれなかったから、というお子さんはたくさんいる。
子供の可能性を信じ、子供が苦しんでいたら、親だけではなく、友人であったり、先生であったり、近くのだれかが、手助け(その子の生きる力を育てる)ができたらと日々思っています。
自分で立っている子供を見られることが、私の子育ての目標。
お互い、子育てを楽しんで、そして、おおらかに、親業をやっていきましょうね。

その通りでしょ
投稿者海人    歳
2005/03/23 15:31

>子供が悪の心を持ったとしたら、それは育った環境のせい。ひいては全て親のせいだと思っています。

それ以外に何があるんでしょ?
ただ・・・

> だから私、少年犯罪や少年の悪事のニュースを見ても、「子供に罪はない。子供の責任をとらせて親を逮捕したらいいのに・・・」と思ってしまいます。(もちろん子供も野放しではまた同じことをするかもしれないので、精神科による療養が必要だと思います。)

中高生ともとなれば、自分の責任も生じてますよ。
単なる子供とは違うのだから。
懲罰制度からの「罪の意味」を知らしめる効果もある。

近年、少年犯罪が増加してる要因として、「子供が知ってしまった」ってのもあるでしょうね。
未成年者は刑が減免される。
16歳未満(18歳でしたっけ?)は、死刑にならないなど。

実際の事件において、「今なら平気だから」との理由から犯行に及んだケースもある。
子供だってバカじゃありませんよ。

我々が子供の頃は、子供はみな「無知なバカ」だったから、死者の霊が怖くて死刑になるのも怖かった。
それが「抑止力」にもなっていた。
現代では通用しなくなりつつありますけどね。

そしてまた、親の責任だってキッチリと追求されるのが一般的です。

人一人殺せば、1億前後の賠償金が生じます。
(金額はマチマチだが)
当然子供には支払えない金額だから、監督責任者の親が請求される。
窃盗や器物破損だって同じ。

刑事責任は問われなくとも、民事責任は問われます☆

>私の考えっておかしいですか?

「オカシイ=平均数以下」と定義付けるなら、オカシイかも知れませんね(笑)
(意識調査しないと不明ですが)
でも、「みんなと違う=間違い」ではありませんので♪
他人に聞いてしまう点は頂けませんよ。

他人と違っても信念を持ちましょう♪

便乗させてください
投稿者みーしゃ    30歳 女性
2005/03/23 16:00

おっしゃること、分かります。
だからこそ、全く反対のアプローチをさせてください。

子供は、純真さとは裏腹に驚くほどの残酷さを持っていると思うときがあります。虫を踏みつぶしたり、動物をいじめたり。必ずしも悪意があるとは限らないからこそ、残酷なのです。子供も、成長すること自体にある種のストレスを感じているのですから、それが何かの拍子に暴力性として出てくることもあるかもしれません。
私が今問題を感じているのは、心の発達が不十分のまま小学生、中学生になっている子供たち。この暴力性を自分で処理できないまま、力や知識が身についたとしたら・・・少年犯罪のますますの残虐化、いじめの残虐化は容易に予想できますね。
そこのところは、親の責任が重大だと思います。

基本的に人間は社会の産物。子供の社会は大人の社会の反映。でも社会の価値観て何なのでしょうね?実に変動的なものです。そこには、親の譲らぬ、変わらぬ価値観が必要だと考えます。

色々な考えがありますね。
投稿者ルウ    歳 女性
2005/03/24 01:59

 皆さん、真剣に答えて下さってありがとうございます。
 
 かちさん、ちょっと私の言いたい事と違う話かな・・・って気しますけど、とても説得力のあるいいお話しでした。かちさんは「人間は真っ白で生まれてきて、自分を取り巻く環境の全てから善も悪も通して、そこから学び人間を創っていく。」というお考えでしたよね。それは全くその通りだと思います。
 私も、子供に悪と切り離した生活をおくらそうなど考えていません。というより無理ですよね。
 肝心なのは、子供が悪に出遭った時、悪に染まらないような教育、例え染まってしまったとしても更正させる、という事だと思うんです。かちさんは、それでもやはり「悪に染まったからこそ見えるものもある」っていうお考えなのでしょう。それももちろんそうだと思いますよ。
 私にも理想的な親とはどういうのかわかりませんね。よくある話では、だらしない親の方が子供はしっかりした子になる、とか、厳格な親の子ほどグレてしまったり・・・。親は同じように育てたつもりなのに、兄弟でもまるで違うように育ってしまいます。子育てとは難しいものねすね・・・。
 それから、私は「自分の悪い事(所)=全て親のせい!」の思考をする子供にしようとは全く思っていません。
親の立場から見て、「子供の悪い事(所)=親の教育が行き届いていない」という点で親の責任だと思います。
 教科書を忘れて母親のせいにした子供の話。今の親は過保護な人が多い(私も今の所過保護です)ので、 学校の持ち物まで母親がやる人もいるんですね。自分の身支度、持ち物くらい自分でさせるように教育すべきなのに、それこそ子供のせいではなく、親のせいだと思います。
 また、その子は何でも母親のせいにして、「お母さんが忘れたから・・・」と嘘をついたのかもしれませんけど、その嘘をつくという行為も親が教育すべきなので、やはり子供のせいではなく、親のせいだと思います。一度嘘をついた事はまぁ良いとして、今後嘘をつかないようにさせるべきです。
 ・・・って私は子育て未経験者なので、考えが甘いですかね・・・。
 かちさんのお話、すごく勉強になりました。

 海人さん、中高生は自分の責任もある、とおっしゃってますが、私もそう思います。ただ、その行為に行き着くまでに、親の教育が足りなかったからでは?親は不手際なく子育てしてきたつもりでも、子供が悪に入ったからには、親の方にどこかしら落度があったのでは??
 まぁ、中高年の悪事なんて、殺人など大それた事でなければ、大抵の人は自然に更正されるものだと思います。悪い事だとわかっているから、余計にそれをゲーム感覚で楽しむ、みたいな。そこにはもちろん未成年だから大丈夫という打算もあります。中・高生では誰だって悪の道に足を踏み入れた事あるんじゃないでしょうか。それを知って更正できないのは親の力不足とは思いますけど、火遊びみたいなものだから、自然にやめる人がほとんどですよね。昔やんちゃしてた人も大方は普通の大人になりますし。
 う〜ん、何が言いたいかわからなくなってきました。とにかくあなたには負けます・・・。
 要するに、彼らには自分の責任もあるが、所詮はまだ子供なので、判断を誤り悪事を犯す事もある。それを犯させないよう教育するのが親の責務ではあるが、悪事を働く人が多い。それに気づいてやめさせる事が、更なる親の責務。って事ですかねぇ。
すみません。もうわかりません。パスです。
 
 みーしゃさん、みーしゃさんはどちらかと言うと「人間性悪説」派でしょうか。でも親が教育によって正しい道を示さねばならない、という点においては結局は同じ事ですよね。
 確かに「子供って残酷」とはよく言われます。大人では言えないような人を傷つける事を平気で言ったりしますね。でもそこには悪意はないように思います。悪意がないから残酷で、無知だから無邪気に言えます。
 それから、虫を殺したりする話。私も小さい頃してました(悲) 今では虫を見るのも嫌というくらい、虫が苦手なんですけど・・・、昔、バッタの飛び足(?)をひっこぬいていった事あります。カタツムリの殻を取った事もありました。
 でもそれは、決して「殺してやろう」「痛い目に遭わせてやろう」といった悪意の心ではなかったように思います。「オンブバッタの子バッタを他の親バッタにつけたらどうなるのかな・・・」ていうのと同じレベルでしてました。「足取ったら飛べないのかな」「殻取ったらどうなってるのかな」って好奇心でしてました。
 だけども、みーしゃさんのおっしゃる通り、それがそのまま猫に、人に・・・と発展してしまったら恐ろしい事ですね。
(猫はダメだけどバッタはいい、バッタはダメだけど、ゴキブリはいい、というのもおかしな気もしますが。)
 私は残念な事に、そういった実験をやめるようになった理由やきっかけは覚えていません。何かしら生命の大切さを学ぶ機会があったのでしょうかねぇ。

 変わらぬ親の信念・・・、私にはまだどういうのかわかりません。今から見つけていきます。
 

 

おおらかに、楽しんで
投稿者かち    歳 女性
2005/03/24 03:20

追加でレスしようと思っていて、遅くなって申し訳ありません。

>かちさんは「人間は真っ白で生まれてきて、自分を取り巻く環境の全てから善も悪も通して、そこから学び人間を創っていく。」というお考えでしたよね。それは全くその通りだと思います。
>肝心なのは、子供が悪に出遭った時、悪に染まらないような教育、例え染まってしまったとしても更正させる、という事だと思うんです。かちさんは、それでもやはり「悪に染まったからこそ見えるものもある」っていうお考えなのでしょう。それももちろんそうだと思いますよ。

子供が学びとっていくというより、
私は環境も含めて大きな「親」であると思っています。
子供の悪の責任はすべて親にあり、親がすべての責任を負うという考えは、社会にとっては都合がよく、その親にはえてして「母」という言葉が付くものです。
それって・・・?
そして、親(母親)に責任を押しつけ、あなたの育て方が悪かったから悪くなったんだとしてしまうと、親以外に原因はないと考えるとすると、社会は何もしないでいいという考えに行き着く危険性があるのです。

もう一つ、というか、一番恐いのは、親が抱え込んでしまうこと。
自分のせいだ、自分だけでなんとかしようと思っても、親だけのせいではないし、親だけでできることなんてちっぽけなんです。
薬物依存を直すのに、親だけの力では無理です。
きちんとした更生機関(医療スタッフなどの連携チームで)がないと絶対に更生なんてできません。
いくら薬物に手を染めないように育てても、どれだけ簡単に今薬物が手にはいるでしょう。
手を出さないでね、といったところで、追いつかないほどです。
そして、虐待。
親がすべて抱え込んでしまうと、なんで、なんで、そんな子に育てた覚えはない、どうしてできないの、と虐待に走ってしまう可能性がとても高くなります。

悪という定義もいろいろだと思いますが、
悪に染まったというより、親はいじめて欲しくないのに、いじめっこになってしまったとか、万引きなんて絶対しない子だと思っていたのに、友達につられてしてしまったというときに、すべてを親の責任としてしまうことは、やはり危険だと思うのです。
夜、家に帰らなくなった子供を、親の責任だから、とまわりの大人が探さなくなったら?

>・・・って私は子育て未経験者なので、考えが甘いですかね・・・。

今まさに子育て真っ最中ですね。
私はもっと力を抜いてほしかったのです。
ルウさんは、肩に力こぶができていそうだったから。
自分がこうすべき、と行動していても、こういう子供になって欲しいと思って子育てしていても、そのうち、子供は外からいろんな悪いことを
学んできます。そして、なんでそんなことするの?とはてなでいっぱいになって、そんな風に子育てした覚えはないと思ってしまうお母さんがたくさんいるのです。

悪いことをしたから、その子が悪に染まってしまったかというと、そうではない。
親にできること、もしくは親にしかできないことは、唯一、その子の可能性を信じて、子供をそのままで、愛してあげることではないかと思っています。究極のところ、抱きしめてやれるくらいではないかと思っています。
罪を犯してしまった子供たちは、概して「愛する」「愛される」意味が分かっていません。
どうすれば愛されるのかを誤解しているのです。
その子をそのままで抱きしめるって、言葉では簡単ですが、
親でないとできないんですよ。そして、犯罪に走ってしまう子供は
概して、そんなこと、してもらったことない。

親のできることなんて、ほんのちっぽけです。
私の子供は2歳ですが、子供に教えられることの方が、毎日の子育ての中からで子供に教えることより多いのです。
親であることは大したことでも、親になったから子育てが上手であるわけでもない。毎日の積み重ねから、少しずつ、子供の成長とともに親に
してもらっているんではないかと思うのです。
親の力を過信してはいけないのではないかと思うのです。
そして、子育てしていく中で、まわりの方たちに助けられ、そして教えられることがどれほど多いことでしょう。
そして、子育てを失敗している!と感じることのどれほど多いことでしょう。そして、子供に「ごめん、ママ、勘違いしていたよ」「ごめんね」と謝ることがどれほど多いことでしょうか。

私は親の変わらない信念はとても大切であると思います。
ただ、極端な話ですが、差別することは昔は当たり前だった。
それが間違いだとは言えなかった時代もあります。
つい最近までですよね。
どんなに好きでも、結婚を許されなかった人もいます。
それは悪だから(苦労することが分かっているからというレベルではなく)。
親の信念は、こうあるべきと思いすぎると、ときとして、柔軟でないときもあります。

みんな、だめ親です。
親も子供から、社会から学んでいるという視点を忘れず、謙虚に、柔軟でいるべきですし、
自分だけで抱え込まないことも必要なんではないかな、と最近思うようになりました。

ちなみに、上の友人のお話は虐待してしまう親に関する講義で、世話役として出ていた友人が講師から聞いた話です。
本能だと言ってしまうと、それが逃げ口上になって、というより、虐待しないようにするにはなんて話、できなくなってしまうからです。

長くなりました。
お互い、これからいろんなことがあるでしょうね。
親として、我が子を愛し、子育てを楽しんで行きましょうね。
「できの悪い子ほどかわいい」っていうでしょう?
最近の私は、これって「できないともがいている子供っておもしろい」
って言葉に勝手に変換して、子育て楽しんでます。

アナタには、この言葉を贈りたい♪
投稿者海人    歳
2005/03/24 08:38

「過ぎたるは及ばざるが如し」

現状のアナタは↑です。

>ただ、その行為に行き着くまでに、親の教育が足りなかったからでは?親は不手際なく子育てしてきたつもりでも、子供が悪に入ったからには、親の方にどこかしら落度があったのでは??

まあ、そ〜でしょね。
ソレは否定してませんよ。
「行き着くまで」で話を完結させるなら、アナタの言う通り。

ただ、ソコで完結しても無意味でしょ?
実際、ソコで完結する問題じゃないし、「完結してしまう」と言う勘違いを子供に与えては非常に危険だ。

親が我が子に出来る事なんて、ホント限られてんですよ♪
その点はかちさんが書いた

>もう一つ、というか、一番恐いのは、親が抱え込んでしまうこと。
自分のせいだ、自分だけでなんとかしようと思っても、親だけのせいではないし、親だけでできることなんてちっぽけなんです。

↑の通り。
過ぎたる気負いが、我が目を曇らせ「過干渉」をも引き起こす。
平均値と言う「他人の状態」が気になり、我が子を歪めてでも「平均化」を図ろうとする。

以前誰かがこう書いてました。

子供と共に親が成長して行くには、最初は手を引いてあげて、次いで手を繋ぎ隣に歩く。
そしていつの日か、自分の前を歩んで行く。
とね。

私としては常に前にいて、時々振り向くスタンスを重視してるが、「我が子が自分一人で歩む」と言う点では共通してる。

アナタは「子供はいつまでも子供」と思ってるようだが、中高生ともなれば「子供じゃない」んです。
「子供」と言うよりも「未熟な大人」と考えるべき。

自由と責任の関係を語った事もあるが、成長と共に行動範囲が広がり「自由」が増えるなら、当然「責任」も増えて行く。
イメージ的に語るなら、遠くへ行こうと思えば思うほど荷物が増えるのと同じ。
近場ならオヤツで済むトコロを、お弁当を持ったり着替えを持ったり・・・
更に遠くなれば、宿泊道具も持たねばならない。

子供が大人へと進んで行くには、自分で持つべき荷物が増えて行くのです。
いつまでも親が持つべきでは無い。

確かに刑事罰を親が背負う「制度」は作れるでしょう。
全国民が賛成すればね。
しかしその動きが起こらないのは、「過ぎたる行為」だからです。

ま、その辺は暗に理解してるから・・・

>う〜ん、何が言いたいかわからなくなってきました。とにかくあなたには負けます・・・。
>もうわかりません。パスです。
 
この混乱が出てるのでしょう。
アナタ自身の持論に「矛盾」が生じた故の混乱

ましてや、「勝ち負け」なんてこれまた「過ぎたる」ですよ♪

アナタの言う「親の責任」「親が背負うべき問題」とは、現代日本では小学生まででしょう。
(昔は子供が幼かったから中学くらい?)

中高生に対し「親の責任だから、アナタはこうあって欲しい」と願っても、本人は「大人のつもり」だから反発する一方
かと言って、本当に「放っておいて」と思ってるワケでも無い。
だからこそ、一歩前でも後ろでも離れて、まずは本人の力を信じて見守るのです。

そして子供の限界を見極め「悲鳴」を聞いたなら、直ちに駆け寄って支えてあげればイイ♪

この限界を高める為にも、小学生時代から「過ぎたる」とならない範囲で綿密に準備を進めねばならない。
こう考えると実際育児なんて、僅か十数年の中の、極めて一部だけです。
責任は重いけど、大したモンじゃありません♪

お二人に感服いたしました。
投稿者ルウ    歳 女性
2005/03/24 13:23

 かちさん、海人さん、すばらしいですね。
 私はまだ、子供がそのまま大人になってしまったような大人で、海人さんのいう「バカ親」です。ですから、子育てを通して自分も親として成長していこうと思っていました。

 実際子供の教育については、主人とも「テレビは時間決めて見せよう」「ゲームはなるべくさせないで外で友達と遊ぶ子にしよう」「子供の前でケンカや言い合いはしないようにしよう」「家族内で挨拶をしよう」といったそれ位のレベルでしか、まだ考えていません。親としてどういう教育方針が良いのかなんて、全く思いもつきません。
 ただ、過保護や過干渉は子供の自主性・自立心を育てないのでダメだ、悪い事(所)をした時には何としてでも教育し、それ以外は見守り、そして何より愛情を注ぐ事が大切だ、という考えは私の中にありました。

 しかし・・・、
 お二人のおっしゃる通り、早くも過干渉の傾向が私にはあるようですね(泣)
 実際、かちさんのおっしゃる通り、私は肩に力こぶができています。それは子供が生まれた時からすでにそうでした。
 良き母であるために、子供の生活リズムにこだわり、時間通りにできないと、「子供がおなかすかせているというのに、なんてダメな母親だ・・・」といつも憂鬱になります。おむつかぶれも私のせい、あせもができると、暑いのに気づいてあげられなかった私のせい・・・、アレもダメ、コレもダメ・・・といった感じで、過度に完璧な母親を意識しすぎていました。普段から神経質に考えているので、「暑くてあせもできるのに上着脱がせてもらえない。よだれ拭かないと口の下かぶれるのに、拭いてもらえない」という事で、人に預けるなんて論外の話でした。何も言えない赤ちゃんだから親がわかってあげて、守ってあげないといけない、という意識が強くありました。
 それは時々旦那にも「そんなに完璧にしようとせずに、時間遅れてもいいじゃん、そんなにしてたらノイローゼになるよ」と言われます。ノイローゼになる事はありませんが、イライラする事はしょっちゅうです。
 そんな私ですが、赤ちゃん期以降は、しつけの事も考えて過干渉や、何でもかんでも「ダメダメ!」として子供の自主性を遮るような事はしないようにしようと考えていました。

 お二人の意見を読んでハッとしました。「過ぎたるは及ばざるが如し」まさにその通りだと思いした>海人さん。
大体、今これ程良き母に固執している私が、赤ちゃん期を終えたからと言って、おおらかな親になれるかというと・・・、お二人の言うように、無理な話のような気がします。
 成長するにつれて子供がどんどん悪さをし、思いもよらない方向に進んでいくと思います。それを全部「私のせい」「私のせい」「ダメ母」「ダメ母」「私が何としても直さねばならない」と思いこんでいると、幼児期からしてすでに、子供は「アレもコレもダメ」と縛られて、親の顔色ばかりをうかがい、何もできない子になってしまうように思いました。 

 海人さんは、どうしてそんなに何でもわかるのでしょう。
 さすが海人さんで、私の混乱、見事に解明してくれました。海人さんのおっしゃる通りでした。
 それ程何でもわかるのなら、本でも出されては??本は出版費用いるので、HPで「海人の子育て論」「海人流子育て」とか書いて下さいよ。是非拝見したいです。

 
 

かちさんへ。書き忘れです。
投稿者ルウ    歳 女性
2005/03/24 13:37

 「子供の責任を取って親を逮捕すべきだ」という私の考えは、親(母)のノイローゼや虐待を助長する考えであって、改めるべきだと、反省しました。すみません。

ふむ
投稿者海人    歳
2005/03/24 17:41

>私はまだ、子供がそのまま大人になってしまったような大人で、海人さんのいう「バカ親」です。

アナタの事は知りませんが、アナタがそう言うならバカ親なんでしょう。
「自覚」はとても大切です。

世の中バカにも二種類あるが、「自覚のあるバカ」と「自覚のないバカ」は雲泥の差がある。
自覚さえしているなら、問題を感じた時点で対処を始めるのです。
自覚の無いバカは、いつまで経っても同じ場所にいる。
明日のアナタは、きっと違う場所にいるでしょう♪

さて、本題☆

>良き母であるために、子供の生活リズムにこだわり、時間通りにできないと、「子供がおなかすかせているというのに、なんてダメな母親だ・・・」といつも憂鬱になります。

良き母を「ドコまで追求するか?」はアナタの能力次第だが、自分が潰れない範囲の努力は必要です。
前記した通り「親の時間」なんてのは限られてるのだから、今すべき事をしておかなければ後悔します。

>大体、今これ程良き母に固執している私が、赤ちゃん期を終えたからと言って、おおらかな親になれるかというと・・・、お二人の言うように、無理な話のような気がします。

大切な事に気付きましたね♪
アナタが良き母を追求するのは自由だが、我が子に「良い子」を求めてはイケマセン

「良い子」とは、「善悪」と言う基準の元に作られた「ロボット」なんですよ。
「○○して良い子ね〜」
まあ、確かにそ〜なんだが、「○○出来ない子は悪い子なの?」です。

「良い子でいて欲しい」→「良い子だと安心だ」
コレは親の怠慢なのです。

親は無意識にもつい使ってしまう言葉の「良い子」
この言葉が時には我が子への凶器にすらなるのです。
子供は親の愛情を欲しがります。
例え我が身を歪めてでも、「良い子でいよう」とする。

良い子とは、内面の「悪」を隠した「不安定な存在」とも言えるでしょう。
良い子と言う言葉を使わないのは無理ですが、我が子が歪む事の無いよう、物分かりのよい子である程、注意が必要です。

>子供は「アレもコレもダメ」と縛られて、親の顔色ばかりをうかがい、何もできない子になってしまうように思いました。 

ホント、その通りですよ。
注意してる私でさえ、我が子にその傾向が現れました。
子供だってバカじゃないから、「親が喜ぶ答え方」くらい知ってますよ。

勿論、兆候に気付いた時点で、ただちに子供に伝えましたがね。
「良い子でいる事は無いんだよ」「自分の本当の気持ちを言ってごらん?」「何を思っても、お父さんはお前が大好きだ」と。

> 海人さんは、どうしてそんなに何でもわかるのでしょう。

「何でも分かる」ワケじゃないが、常に勉強してるのです。
あらゆるモノから何かを感じ、考え、答えを出して行く。
本なんて殆ど読みません(笑)
このサイトからも、アナタからも多くの事を学んでいます♪
(勿論、他サイトや近所の子供や犬猫に至るまで「全てから」です)

> さすが海人さんで、私の混乱、見事に解明してくれました。海人さんのおっしゃる通りでした。

いや・・・コレは文面に思いっきり出てましたよ?(笑)
私以外にも気付いた人は多々いたでしょう。
文章性格診断じゃないけれど、文面には結構「心情」が出ますから。

> それ程何でもわかるのなら、本でも出されては??

出版はしてみたいが、残念ながら私には肩書きがありません。
「心理学者」だの「○○教育機関勤務」みたいなモノがないと、売れないでしょうね(笑)

>HPで「海人の子育て論」「海人流子育て」とか書いて下さいよ。是非拝見したいです。

検討しましょう。

最後に・・・
アナタの気負いは危険な要素を孕んでましたが、アナタの子供を思う気持ちも強く伝わってきました。
アナタみたいな母親を見ると、正直、私は嬉しくなってきます♪

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