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厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(案)」への意見募集
投稿者小児科医    大阪府 49歳 男性
お子様: 男の子 23年7ヶ月 / 女の子 20年10ヶ月
2007/02/13 08:47

厚生労働省より「授乳・離乳の支援ガイド(案)」が公開されて
パブリックコメントが募集されています(しめ切りは2月28日)。
乳幼児の栄養についての今後10年程度の行政の指導内容の基本が
ここで決まるようです。
詳細は厚生労働省パブリックコメント(意見募集中案件一覧)に
あります。

この案についての個人的な意見は以下の通りです。

全体を通して母乳育児を支援しようとする前向きな姿勢がみられますが、
育児用ミルクを母乳と並列で扱おうとする部分は前時代的です。
そこで授乳・離乳のガイドライン(案)に関するパブリックコメントを
早速以下のような文面で送ってみました。

意見の該当箇所
I-10 「授乳の支援にあたっては、母乳や育児用ミルクといった乳汁の
   種類にかかわらず、母子の健康の維持とともに、健やかな母子・
   親子関係の形成を促し、育児に自信をもたせることを基本とする。」
I-14 「母乳で「育てる」ことも、育児用ミルクで「育てる」ことも、
   赤ちゃんを健やかに「育てる」ことが目的です。」

意見の内容
 最近の科学的な研究報告によるエビデンスに基づいて、母乳育児を
 規範として掲げるべきであり、育児用ミルクと並列に述べるべき
 ではない。育児用ミルクはあくまでも母乳育児の不可能な場合や
 医学的に母乳不足である場合の治療的な手段として位置づけることが
 重要である。これではまるで、禁煙と喫煙を同列に並べているような
 ものである。

意見の理由
 今回の授乳・離乳のガイドライン(案)の全体を通しての母乳育児支援に
 前向きな姿勢は高く評価できるが、母乳と育児用ミルクの扱いは
 あたかも苦し紛れのダブルスタンダードのようでガイドラインとして
 不適当である。欧米に習うのは本意ではないが、米国HHSおよびEU
 (欧州連合)のEuropean Commission,Directorate Public Health and
  Risk Assessmentの姿勢を少しは参考にしてほしい。

米国政府の母乳育児支援行動計画書
 HHS Blueprint for Action on Breastfeeding,Department of Health
 and Human Services Office on Women’s Health

欧州連合による母乳育児の保護・推進・支援に関する行動計画
 Protection, promotion and support of breastfeeding in Europe:
 a blueprint for action

このEUの行動計画の6頁にA warm chain for breastfeeding.
Lancet 1994;344:1239-41からの引用文がありますが、
こんな泣かせる文章を日本の厚生労働省も書いてみよ!って
言いたくなります。
If a new vaccine became available that could prevent one million or more
child deaths a year, and that was moreover cheap, safe, administered orally,
and required no cold chain,it would become an immediate public health
imperative.
Breastfeeding can do all of this and more, but it requires its own “warm chain” of support - that is,skilled care for mothers to build their confidence and show them what to do, and protection from harmful practices. If this warm chain has been lost from the culture or is faulty,then it must be made good by health services.

ラ・レーチェ・リーグ
投稿者検索くん    30歳 女性
2007/02/13 13:38

ラ・レーチェ・リーグは、“母乳で育てたいお母さんを支援する”母親によるボランティア団体です。
1956年にアメリカで誕生して以来、世界中にその活動が広がりました。もちろん日本でも。



小児科や産婦人科のお医者様がこのようなボランティア団体と確実に連携しちゃんとした情報を元に母乳育児を推進すれば無敵でしょう。breastfeedingつまり母乳育児は確実に推進されていますがその裏では…。
病院からの粗品のミルクや、育児相談の時の離乳食のサンプル、フォローアップミルクは絶対必要と書かれたチラシ…。まさに苦し紛れのダブルスタンダード。ちょっと昔はフォローアップミルクのコマーシャルだけはあったんですよね。新生児から飲ませる方のミルクは規制があって宣伝できなかった。それは「基本的に母乳育児を推進しなくてはならない」という考えがあったから。

でも、病院は無法地帯でしたよ。

どうしてもミルクが必要な理由…それも今一つ不確かな状態でミルクを与えてしまうお母さんは依然として多いようです。
保健婦さんやお医者様に「足りてないから足しなさい」と言い切られて、具体的な方法もわからず助けも無いままに母乳育児を頑張れるかどうか…。

母乳支援をしてくれる団体と小児科、産婦人科のお医者様の連携で、お母さんと赤ちゃんが辛い思いをせずにかけがえの無いあたたかい絆で結ばれるよう、頑張っていただけたらと思います。

最後に、病気や何らかの事情でミルクを選択する人が辛い思いをしないように、個人個人の事情にも配慮した母乳育児推進をする事も必要だと思います。

所詮はお役所?
投稿者突然変異    東京都 48歳 男性
2007/02/14 21:53

支援しようとする前向きな姿勢というのは何でしょう?

支援の内容が全然わかりません。
更に支援に対して前向きという話じゃ具体的には何にも無いに等しいのでは?
役人・政治家の発言パターン。

それ以前の単に、母乳と粉ミルクの位置づけなら、昔から&世界的に可能な限りは母乳が良いのは明白では?
今更「母乳中心を前向きに」なんて言っている時点で論外だと思ってしまいます。

問題なのは支援でしょう?
張った時に張りをほぐすような医院?施設?をどれだけきめ細かく設置する気があるのか?
母乳の為の食事ガイド冊子を作る気があるのか?
本題はその世界なのでは?
そしておざなりになるのが「美しい国、日本」。

国なんか信用していないから独自(個人や民間団体)で頑張
ってきているんじゃないですか?
30~40年前に出したならまだ理解できるけど。

論点が理解できません。
※私が理解していないだけなのか?

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