パリの子育て奮闘記

2013/01/31

MARIAGE HOMOSEXUEL

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フランスはデモが大変多い国で、町では頻繁に抗議デモが行われています。今フランスで論議を呼んでいるのは、オランド大統領が公約として掲げた“同性愛者同士の結婚”に対する反対デモで、今月半ば1月13日にパリで行われました。本当の争点は結婚ではなく、子供を持つという論議で、先日のデモでは、「一人のママ、一人のパパ」というプラカードを掲げたデモ団体が34万人から80万人も集まったようです。


フランス国民の56%は結婚には賛成、しかし、50%の人は同性愛者同士が子供を持つことに反対していているという発表もありました。


“同性愛者同士の結婚”への反対者は、政治家(右派)、カトリック教会、44%のフランス国民+子供を持つことを反対する50%の国民が主となっています。
世界14ヶ国が既に同性愛者同士の結婚を認めており、そのうち12ヶ国が養子を認めているとのことですが、フランスは少々難しい気がします。


フランスには既にPACS(パックス、民事連帯契約)というものが存在します。これは「同性または異性の成人2名による、共同生活を結ぶために締結される契約」(フランス民法第515-1条)。


共同生活を営む男女、又は同性のカップルに、法的に婚姻関係となるカップルとほぼ同じ権利が認められるもので、結婚よりも規則が緩く、同棲より法的権利などをより享受できる新しい家族組織を国家として容認する制度です。フランスで制定されて以来、ヨーロッにも広まってきています。
パートナー間の相続権などは認められているものの、カップルには養子縁組が認められていないのですが、カップルの片方のみとの関係であれば養子縁組は可能です。


因みに、PACS解消をする場合も離婚よりも簡単で片方が通告すればよいようです。


フランスは同性愛者に関して割と寛大で身近な印象があり、同性愛者の出会いの場も豊富だし相手探しには困らないようで、私の周りにも同性愛者が結構居ます。長く付き合っている同性愛カップルはPACSをしている人もおり、中には子供が欲しいというカップルや、PACS解消経験者で一度PACSをしたけどもう一生しないと慎重になっているカップルもいます。とは言っても、当初同性愛者の為に制定されたこのPACS制度ですが、今やこの制度を利用するのは異性カップルの方が軒並み増えてきているようです。


かくいう私は、同性愛同士の結婚には、反対です。子供の立場で考えるとかなり複雑だと思います。


3月には、養子縁組など法案修正が提案される予定で、今週末には、先日のデモに対して“全ての人に結婚を”デモが行われます。また大規模なデモになりそうです。

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