パリの子育て奮闘記

2011/05/16

幼稚園の校外学習

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この季節、天気が良い日は本当に清々しい青空が広がり爽やかな初夏の風が流れ、屋外で一日過ごしたい気分です。
今日は、パリ西の郊外ブローニュにあるアルベール・カーン美術館で、息子の幼稚園の郊外学習がありました。息子の通う幼稚園は、年中になると校外学習が行われます(幼稚園によっては年少からもあるようですが、校長先生の方針によります)。
息子の幼稚園はこの美術館によく訪れるようで、息子の学年は昨年の冬と2度目です。フランスには珍しく美しい日本庭園がある美術館と聞いており、以前から気になっていたものの、一度も行く機会がありませんでした。今回主人が(この為にわざわざ)会社を休んで下の子の面倒見てくれるというので、私も保護者の引率で参加してきました。フランスの学校では、保護者と一緒に参加する行事が少ないので、息子や子供たちの様子が伺えるいい機会です。


子供43人に担任と補助の先生4名、保護者5名、貸切バスに乗り込みいざ出発。子供達にとってバスに乗って出かけるというだけで大イベントです。みんな大騒ぎで先生方の叫び声が響きます。2列になって並んで進むという事も結構難しいらしく、すぐに列が乱れ始めます。日本の学校の様に背の順又は名前順(アルファベット)など並び位置が決まっていないので、ちょっと仕方ないのか・・・とにかく大変そうでした。
バスに揺られること30分。
美術館には、4ヘクタールの庭園(日本庭園、フランス、イギリス式庭園そして植物などで5大陸を表す)と室内展示の美術館がありますが、今日は庭園のみです。
庭園に入ってみると絶句。こんなところにこんな素敵な場所があったとは~。手入れの行きとどいた素晴らしい日本庭園です。松に紅葉にツツジ、芝、池には睡蓮が浮かび錦鯉が泳いでいます。館の人の説明を受けながら、私も一応日本人として日本名でちょっと説明を加えてみたいところ。だけどあまり耳に入ってない様子。涙。
子供達と一緒に噴火山をイメージして作られた山を登って下って橋を渡り、竹藪を通って日本家屋を横切り、今度はイギリス式庭園へ。一見手入れが行きとどいてないように見せるのがイギリス風だけど、何だか森のよう。そして砂利石が敷き詰められたフランス式庭園には数種類の薔薇の花が植えられていて、子供達は薔薇の香りを嗅いだり花びらを拾って集めたりしていました。


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アルベール・カーンについては、ほぼ無知のまま訪れたことを後悔しました。後で調べたら、このお方は日本に2度訪日し、日本の哲学や暮しを愛し、皇室などとも交流を図っていたようです。園内の2棟の日本家屋も天皇から賜ったものだとか。また日本だけでなく、彼の活動は世界に向けられ、世界に名を知られる平和主義者であるということです。


それにしても、この短期間で何故二度も同じ美術館へ?と疑問に思っていましたが、前回冬に訪れた時の雪に覆われた庭園の写真を子供達一人一人に配っていてやっと気付きました。どうやら四季の移り変わりを学ばせるという目的であるということを。同じ場所の写真を持っている子が名乗り出て、皆で違いを見つけながら散歩をするというなんて、なかなか年中さんにしては渋い試みだな~と感心してしまいました。


只今盆栽展ということで、日本庭園の池に様々な盆栽が展示されています。今年の8月まで館内では、CLICHES JAPONAIS 日本の伝統展も催されているので、近くにいらっしゃる方は是非立ち寄ってみられるといいかもしれません。

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